4月30日(火)
4時起き。頓服薬が効いたようで痛みはほぼなくなった。
が、まだ油断はできない。「痛みはほぼなくなった」のであって「まだ」ある。いつ失地回復行動に出るか分からない。薬の効果が切れた時かもしれない。
単に薬に抑え込まれているだけなのかもしれないんだから。
それが証拠に、どうかすると痛む。
それでもほぼ気にせずにいられる程度になってきたので、5時20分、散歩に出る。
出る前にスクワットを220回。
200回になってからは十日ほど200回維持、と思っていたのだが月日の経つのは早い。200回据え置きの十日間は一瞬にして終わったような感じで、昨日は210回ということになっていた。
家を出たら雨粒が・・・ということは何度もあったが今朝はギリギリ。
路面はまだ全く乾いてない。
いつも通りに散歩を終え、家の石段に差し掛かった時、霧の粒が当たった気がした。
石段を上がり切り、門扉を閉めて玄関のドアまで数歩のところで確かに小粒の雨が当たり始めた。
9時過ぎ。
歯の痛みだか顎の痛みだか能く分からないものは小康状態。頓服薬の錠剤は3回分あったのだが、そう言うわけで昨日使用したのであと2回分残り。
足りるか否か。何とかなるか。
12時近くまで、まだ出したままの炬燵で寝ていた。痛みは寝起きが酷いようなので、気にはしつつ、それでも眠気には勝てず。
目が覚めてみるとやっぱり僅かながら寝る前より痛みが増している。
この分ならまた歯科医院へ、ということになるのだが、連休中の開院はあるのだろうか。いや、それよりもおさまりそうな気配もあるからもう少し様子を見た方が良いか。
いやいや、それ以前に今日は酒を飲む日だがどうしよう。そっちの方が大問題。
結局、今日が「笑味期限」のケーキも、それに、飲んで良い日である酒も、今日は「食わぬ・飲まぬ」ことにした。双方、明日以降に延期。
理由は夕食の用意のために二階から降りてくる時に思い出したことから。
この痛みは虫歯治療云々ではなく、十数年前と同じかもと気づいたからだ。
十数年前、親知らずのあるところが腫れてえらい思いをさせられた。
「痛むなら抜けばよい」と安直に考えていたこの親知らず、あろうことか横向きに生えていて、その先が隣の歯の根に向けて匕首を突き付けた形になっている。
臨戦態勢みたいな話だけれど、そうなっているだけで普段は何も悪さをするわけでもない。じわじわと伸びて歯の根に突き刺さるわけでもない。
ただそういう形になっているだけで実に平和な奴なのだが、何かの拍子に(大方は虫歯や歯周病のせいで)付近に雑菌が侵入し、炎症を起こすと親知らずが全ての元凶みたいになってしまう。
そして、いざ抜くとなると切開しなければならず、「抜く」というより「破壊」し除去する、という言葉通りの「工事」になる。
そうなると入院が必要で、それのできる病院は住んでいた田舎にはない。
「取り敢えずは炎症を止め、話はそれから」というのが田舎の歯科医院の見解。例のあれだ、「注意深く見守る」というやつ。
どうもこの「腫れ」への対処法は「注意深く見守る」というのが一番多いらしい。一旦収まってもまた雑菌が侵入したり、体調を崩したりすると痛みが出て来る。その都度「炎症を抑え、注意深く見守る」。
これはもう、どうしようもないとなった時、先述した「破壊・除去」の実行にかかる。その技術はあるけれど、できるだけ用いないようにする。
何だか「国防」と似ている。
技術・兵器は、常にバージョンアップを繰り返すが「でも、使わない」。決して「使えない」ではない。
夕方になって、また痛みが強くなる。
夕食後、あと2回分となった頓服薬を一回分、服用。
明日、様子次第で内科医院に加えて歯科医院にも行くことになるかもしれない。