12月18日(日)
1時をだいぶ回ってからSRで出る。
いつものように、買い物の量が少ないからと高を括っていたのだが、やっぱり失敗。つい菓子パンやワインまで買ってしまって、結局一旦家に帰る破目になってしまった。
道の駅とドラッグストアに行く予定だったのだが、ドラッグストアだけで計画破綻。
それにしても12月半ば過ぎだから当たり前のことではあるけれど、寒い。
「山の上だ」って「冬だから」、って言っても瀬戸内海に面している、雨は当然のこと、曇り空だってほとんどない。だから昼前後になれば陽射しは強い。
・・・なのだが、エンジンはすぐ掛かったもののアイドリングが安定するまでに思ったより時間がかかる。
陽射しが強くて風がないから気にもならなかったのだが、気温自体は低い。暖気に時間がかかって当然と言えば当然。
走り始めてすぐ、冬用のグローブであるにもかかわらず指先が冷えて痛くなり始める。
こういう時はエンジンのシリンダー部にグローブの指先を強く押し当てる。素手でやったら一瞬で火傷、だけどウィンターグローブは鍋掴み並み(それ以上?)に断熱性が高いらしく、十秒くらい押し当てていたらやっと指先がじわっと暖かくなってくる。
冬のツーリングは言うまでもなく、通勤していた頃は何も考えず信号待ちの際は必ずそうやって暖を取っていた。寒気に晒され、身体は震えながら指先から伝わってくる暖かさに浸っていた。走り出して数分、その中にいる。
真夏の炎天下に走り出す時、車ならサウナの中のような数分間、バイクはこれ以上ないと言える清涼感の中にいる。夏冬どちらも数分間だけだけれど。
早期に退職して15年近くになるがこの感覚、久し振りに思い出した。
車は快適な温度になるまでの数分間、不快な思いをする。快適な温度になった頃にはそれを快適とは思わず、当然のこととして思い返すことはない。
バイクは初めの数分間、快適な思いをする。以降の暑さ・寒さはただ辛抱するしかない。
気乗りのしないまま、仕事に向かうために車のハンドルを握る。当然、暖を取るためにエンジンシリンダーにグローブの指先を、なんてことはない。すぐにエアコンが効き始めるから気付かぬうちに「指先が痛くなるような寒さ」など感じることなく運転を続ける。
寒さ(痛さ)を感じることがないから暖かさを感じてもほとんど感激なんてしない。
どう見たってバイクに乗ってるやつはその辺、社会常識からすればかなり「異常」だ。バカ、と言われて当然かもしれない。
これがバイクであり、車だ。
だからバイクは止められない。「融雪剤さえ撒かれなければ」、「雨上がりでなければ」、「気温が低くなければ」、「強い風が吹かなければ」、バイクで出るに越したことはない。
ん?結構注文が多いな。
そりゃそうだ、「道楽」だもの。
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