宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

集落ぐるみで取り組むイノシシ対策現地研修会

2010年09月02日 16時21分58秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台圏域では,奥羽山脈・阿武隈山地沿いを中心にイノシシによる農作物被害が発生しています。
 このため,平成22年8月26日,管内の農業関係者を対象とした「イノシシによる農作物被害対策に掛かる現地視察研修会」を,集落ぐるみで取り組んでいる仙台市青葉区大倉地区で開催しました。
当日は県,市町村,JA,NOSAIの担当者約30名が参加し,仙台市が事業導入したワイヤーメッシュ柵,電気柵と地元住民が取り組んでいる箱わなを視察しました。
 イノシシの生息分布の拡大に伴い各市町村でも被害の拡大が懸念されており,参加者からは進入防止柵の効果と課題,事業導入に当たっての集落での合意形成等について,熱心な意見交換が行われました。
 今後とも,普及センターでは,関係機関と連携し,現地点検マップ等普及手法を活用しながら,イノシシによる農作物被害を最小限にとどめるよう支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-9829
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


研修会の様子


白木地区イノシシ防除柵設置位置図

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第2回宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会の開催について

2010年09月02日 11時34分35秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成22年8月9日に栗原合同庁舎で,宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会が開催されました。幹事会には,管内の県関係機関及び構成員の栗原市,栗原市農業委員会,JA栗っこ,NOSAI栗原の代表が出席しました。
幹事会では,はじめに普及センターから,7月以降の高温により水稲の生育が平年より早まっていること,仙台管区気象台が発表した1カ月および3カ月長期予報でも高温が続くとされていること,過去の例から本年のような気象経過を示した年には,米の品質低下があったことを説明しました。
県の関係機関である農業農村整備部からは,管内3カ所のダムの貯水状況の説明がありました。
このような状況を踏まえると,本年の稲作は品質の低下が懸念されるため,その対策方法について確認するとともに,地域の実情に合わせた最善の対策が実施されるよう各関係機関からも指導することを確認しました。
水稲以外の作物でも,高温による影響が見られることから,その状況を情報提供するとともに,対策について確認しました。
最後に,農作物だけでなく,生産者自身も熱中症にならないよう留意しながら作業にあたるよう呼びかけることを申し合わせ,会を閉じました。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター  先進技術班 
TEL:0228-22-9437     FAX:0228-22-5795


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