稲WCSは政策的な支援もあり,大きな広がりを見せていますが,宮城県においては稲WCS専用種は普及がなかなか進まず,食用品種をWCSにするのが一般的です。
そのような中,注目を集めているのが,超大型で極晩生品種の専用品種「リーフスター」です。この品種は,宮城県の一般的な気象条件では登熟に至らないため,これまで一番の課題であったこぼれ籾によるコンタミ(異品種混入)の危険性が少なく,安心して作付けすることができます。
また,茎葉部が9割を占め,籾が極端に少ないことから,家畜に給与した場合に未消化のまま糞にでる籾が少なく,結果的に利用される栄養価が高いというメリットがあります。
当普及センターでは本年度,角田市の繁殖肥育一貫農家に,「リーフスター」の実証展示ほを設けました。9月2日に管内WCS生産者や関係機関を参集し現地検討会を開催したところ,参加者の関心は非常に高く,草丈150㎝にも及ぶ生育に感嘆の声が上がりました。
また,当日は,最近WCSほ場で問題になっている「イネツトムシ」の生態と防除についても講習を行いました。
今後も様々な機会に「リーフスター」を紹介し普及に努めつつ,嗜好性などについても調査を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138
そのような中,注目を集めているのが,超大型で極晩生品種の専用品種「リーフスター」です。この品種は,宮城県の一般的な気象条件では登熟に至らないため,これまで一番の課題であったこぼれ籾によるコンタミ(異品種混入)の危険性が少なく,安心して作付けすることができます。
また,茎葉部が9割を占め,籾が極端に少ないことから,家畜に給与した場合に未消化のまま糞にでる籾が少なく,結果的に利用される栄養価が高いというメリットがあります。
当普及センターでは本年度,角田市の繁殖肥育一貫農家に,「リーフスター」の実証展示ほを設けました。9月2日に管内WCS生産者や関係機関を参集し現地検討会を開催したところ,参加者の関心は非常に高く,草丈150㎝にも及ぶ生育に感嘆の声が上がりました。
また,当日は,最近WCSほ場で問題になっている「イネツトムシ」の生態と防除についても講習を行いました。
今後も様々な機会に「リーフスター」を紹介し普及に努めつつ,嗜好性などについても調査を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138