宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成23年度なし防除基準説明会が開催されました

2011年02月16日 09時26分37秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
  仙台市の北東に位置する利府町では,古くから日本なし栽培が盛んで,生産者数約100名で30haほどの栽培面積があります。通称「利府梨」として知られ,秋には県道8号線(通称利府街道)沿いに多くの直売所が並びます。
 JA仙台利府地区梨部会では,昨年12月に役員,JA仙台の営農指導員,普及センター職員により平成23年度の防除基準の検討を行い,近年発生が多くなっているナシヒメシンクイやニセナシサビダニ対策のため,前年の防除暦を基調としながらも若干の改正を行いました。
  JA,普及センターで厳重なチェックを行い,間違いのないことを確認した後,2月2日から4日までの3日間にわたり,部会員を対象とした説明会を実施しました。
 当日は普及センター職員を講師に以下の内容について講習を行いました。
 ・農薬使用基準の遵守
 ・平成22年の気象推移と生育概況
 ・平成22年の病害虫発生状況とその特徴
 ・平成22年度防除基準からの改正点
 ・重要病害虫の生態と対策
  説明会は各支部ごとに計6カ所の会場で行い,約70名の参加がありました。
 普及センターでは,今後も利府梨の品質向上と産地発展を支援していきす。
〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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根白石果樹生産組合せん定講習会並びに平成23年度防除暦作成検討会が開催されました

2011年02月16日 09時20分28秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  根白石果樹生産組合は会員数11名で仙台市北西部の泉区根白石地区で主にりんごの生産を行っています。組合では生育期間中も巡回講習会,現地検討会などの研修を実施しています。
 去る1月31日には根白石で最も栽培面積が大きい穴の原果樹団地を会場にりんごのせん定講習会を開催しました。
 普及センター職員が講師となり,この地区で栽培が多い普通樹(マルバ樹)のせん定実技を行いながら,昨年は日照が多かったため,花芽の着生数は多めであるので,花芽にとらわれずに樹の骨格をしっかり形成することや夏場の降水量不足で根が弱っている可能性があるので,例年よりも比較的強めのせん定を行うよう説明しました。
  午後からは近くのJA支店の会議室に場所を移し,昨年の病害虫の発生状況と防除上の問題点について講習した後,平成23年度のりんご防除暦の検討を行いました。昨年は猛暑により,根白石地区に限らず県内の多くの産地で生理落果やビターピットなどの生理障害が発生し,平年よりも減収したところが多かったようです。
 普及センターでは,今後も気象変動の影響を受けにくい,災害に強い果樹産地づくりを支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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