宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

4Hクラブが広域連携し食育交流会を開催しました

2011年02月24日 17時32分20秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 4Hクラブが自らの活動内容や農業への思いを伝えるため,食育交流会「県北から発信する若い力を食材に変えて vol.1」を大崎市のレストラン「ラ・クラージュ」で平成23年1月16日に開催しました。当交流会は古川4Hクラブが主催し,美里,栗原,登米地区と宮城県連の4Hクラブに参加を呼びかけ,広域に連携を行って開催したものです。
 大崎,美里,栗原,登米管内の司厨士会,栄養士会,行政,農業協同組合,教育機関等を中心にクラブ員を含め70人が参加しました。
 交流会では,4Hクラブ員が生産した食材を活用した料理を提供するとともに,4Hクラブの活動紹介や食育と地域農業について意見交換が行われました。提供された食材は28品目で,これを19品の西洋風料理に調理していただき,ビュッフェ形式で提供しました。また,4Hクラブ員から,農業体験学習,販売活動,郷土料理の伝承,田んぼアートといった活動内容をスライドで紹介しました。
 参加者は食材と料理のすばらしさを実感し,参加した飲食業者からは地元の食材を使いたいという声も聞かれました。4Hクラブとしても活動をアピールする良い機会となり,今後も積極的に交流会を開催していく予定です。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910

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くりはらスプレーマム研究会が通常総会及び研修会を開催

2011年02月24日 16時58分32秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る2月16日,くりはらスプレーマム研究会(会長:高橋伸勝,会員16名)による通常総会及び研修会が,栗原合同庁舎内で開催されました。当日は,会員10名の他に,関係機関としてJA栗っこや大崎農業改良普及センターの職員も出席しました。
 開会にあたり高橋会長から,“春先の低温に夏期の高温,冬期の積雪などの異常気象に
より,お盆やお彼岸の需要期にタイミング良く出荷できないこともあったが,今年は確実
に出荷できるようにしよう”,との力強い挨拶がありました。
 また,来年度は,新しい取り組みとして栽培講習会にも重点をおき,6月に予定されて
いる先進地視察研修等とともに,会員が一丸となって栽培技術の向上を目指すことを確認
しました。
総会の後には,新品種選定を検討するための研修会が開催されました。ジャパンアグリバイオの山寺氏より高温に強い品種や花弁の細さが特徴的な品種などが紹介され,会員一同は質問を交わし意見交換を行いながら,それぞれの経営戦略にあった品種を検討していました。
普及センターでは,次年度も関係機関と連携をとりながら,スプレーぎくの安定生産に向けて支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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明日のくりはら農業を考える講演会を開催しました。

2011年02月24日 16時51分45秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成23年2月17日(木),エポカ21(栗原市志波姫)を会場に,栗原市農業経営・生産対策推進会議と栗原農業改良普及センターが共催で,東北大学教養養育院 総長特命教授 工藤昭彦氏,有限会社伊豆沼農産 代表取締役 伊藤秀雄氏を講師に迎え,明日のくりはら農業を考える講演会を開催しました。講演会には,栗原市内の認定農業者をはじめ,関係機関・団体あわせて約100名が参加しました。
講演会は,平成23年4月から戸別所得補償制度が本格的にスタートすることや,宮城県でも「みやぎ食と農の県民条例」の第2期基本計画が実施されるなど,地域農業を取り巻く諸制度が大きく変わろうとしていること,さらに,昨年は米の概算金の著しい下落や,10月には国が環太平洋経済連携協定(TPP)への参加検討を表明したことから,内外から変革が求められる農業情勢を踏まえながら,栗原地域では何が必要なのか,何をすべきかの方向性を明らかにすることを目的としました。
工藤昭彦氏からは,農業政策に期待はできない,ただし,農業の諸制度をしっかり見極め,制度や交付金等を上手に使用してほしいことや,米だけでの農業経営は難しく,人の流れが,都市から田舎に向かっている中で,いろいろなビジネスを立ち上げては,どうかという提言がありました。
伊藤秀雄氏からは,自社の取組内容がどんな会社の概念からよるものかについて,紹介がありました。その中では,地域を限定しその中に何があるのか,また,その中で何が出来るのか,さらに,視点を変えるために自社の地域の外から見つめ直すことの重要性を強調されました。
参加者は,一様に一言も聞き漏らすまいと真剣に,両氏の講演に耳を傾けていました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班 職・氏名 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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気仙沼・南三陸地域農業経営セミナーを開催

2011年02月24日 10時49分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
2月7日に気仙沼市本吉公民館において,認定農業者などを対象に農業経営セミナーが開催されました。

 内容は,(株)ナチュラルアート代表の鈴木誠氏から「中山間地での農業経営の提案」,(有)伊豆沼農産代表伊藤秀雄氏から「人・地域・自然を活かした食業へ」と題した講演と本吉地区4Hクラブ連絡協議会の高橋浩幸氏から「成功へのカギ,3つの夢(ドリーム)キノコ」と題した青年農業者意見発表でした。

 鈴木氏からは,TPPに対する心構えや全国の中山間地域の事例も含めた生産者のネットワーク化等について,伊藤氏からは,地域条件を活かした直売所やレストランの運営,高品質豚「赤豚」の販売展開等攻めの経営について話を聞くことができました。参加者からのアンケートでは,「元気が出ました」「TPPについての説明がわかりやすかった」「もう一度聞きたい」といった意見が聞かれ,今後の農業経営を考えていく上で大いに参考となった内容でした。

本吉農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0226-46-6905
FAX 0226-46-5140

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登米地域草地生産性向上検討会を開催

2011年02月24日 08時44分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 現在の畜産物生産における環境は,飼料をはじめとする生産資材の高騰,生産物価格の低迷など非常に厳しい状況にありますが,登米地域においては平成20年度からとめ地区畜産担い手育成総合整備事業が実施され,新たな草地基盤整備と畜舎の設置,繁殖牛の導入等,生産規模を拡大する意欲的な生産者が増えています。
 今回,規模拡大した生産者の経営安定化支援の一貫として,総合整備事業の受益者を中心とした生産者を対象に”登米地域草地生産性向上検討会”を開催いたしました。
 はじめに,普及センターから,飼料を取り巻く情勢,登米地域における飼料作物生産の状況等を説明し,現状での課題等を確認しました。引き続き,宮城県畜産試験場草地飼料チーム上席主任研究員から「草地生産性向上のための対策と品種選定」と題した講演をいただきました。講演では,採草地の管理と更新に関する基礎知識として草地収量の経年変化,更新方法の種類と実際の作業,雑草の見極めと防除について実際の試験研究成果を含めた具体的な話があり,品種特性については,湿害に強い品種とその混播の仕方など地域の実情に応じた話がありました。
 講演後には,出席者から堆肥散布の方法やサイレージ調整の注意点,河川敷の草地における雑草防除などについての質問が多く出るなど,今後の草地管理について検討を深めるよい機会となりました。
 普及センターでは,今後も,草地の管理に加え,家畜の管理,経営管理技術向上対策を通して,地域農業担い手の経営力アップに努めて参ります。

宮城県登米農業改良普及センター
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp

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