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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

儲ける秘訣教えます~「儲ける農業実践講座」を開催~

2011年02月17日 16時46分21秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 農家における後継者が,積極的に生産活動や経営に取り組み,現状から更にステップアップし,将来の「経営者」として必要な知識や情報の習得を図るため,平成23年2月8日(火)亘理農業改良普及センター会議室を会場に,平成22年度青年園芸経営者育成研修会「儲ける農業実践講座」を開催しました。
 講演では,「儲ける園芸農家になろう~わが家の農家経営改善計画~」と題して,静岡県浜松市の社会保険労務士 鈴木泰子 氏を講師に,経営を維持・発展するためのポイントを事例紹介を交えながら分かりやすくお話いただきました。
 「皆さんは何のために経営をしているの?儲けるためじゃんね。ほんじゃぁ,目標(夢)がないところに発展はありやせん。だもんで,まずは「私のめざすものは・・・」と言えるようにするんだに。」
 元気の良い遠州弁での問いかけに応えながら,和やかな雰囲気の中,先生の話に引き込まれていきました。講義の途中の演習では,「期待する労働報酬を得るための試算シート」を用いて自ら電卓をたたきながら,限界利益率を学びました。熱意あふれる楽しいお話で,あっという間の1時間30分でした。最後に「皆さんの5年後の姿がとても楽しみです。また,お会いしましょう。」と参加者1人1人にそれぞれ温かい言葉をかけていただきました。
 参加者の経営参画状況は様々ですが,「私のめざすもの」を明確にし,実現に向けた計画作成の重要性を再確認した一日となりました。

「みんな,儲けている?家族で話をしている?」

 鈴木先生の話に引き込まれます

<連絡先>亘理農業改良普及センター 地域農業班 0223-34-1141


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かき栽培技術の向上を目指して~JAみやぎ仙南丸森地区加工柿部会かき病害虫防除・せん定講習会~

2011年02月17日 13時03分24秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成23年2月16日(水),JAみやぎ仙南丸森地区加工柿部会員等を対象に,かき病害虫防除・せん定講習会を開催しました。
 当該地域は,「蜂屋柿」を用いた干し柿加工が盛んで北東北方面等へ出荷されています。
 講習会当日は,部会員等25名が出席し,大張公民館を会場に病害虫防除に関する講習を行い,その後園地にてせん定実技講習を行いました。
 病害虫防除講習では,重要病害である「炭疽病」や「落葉病」の防除対策について指導を行いました。また,せん定実技ではかきの樹の特性やせん定上の留意点等を説明しながら実施しました。
 参加者からは,農薬に関することや結果母枝の処理法等について活発な質問が出されるなど,栽培技術向上の意欲が伺えました。
 普及センターでは,かき栽培技術向上につながる技術情報を提供するなど,かきの安定生産に向けた取り組みを支援していくこととしています。

せん定講習会の様子

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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稲作総合検討会と土づくり研修会が開催されました

2011年02月17日 11時52分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成2321日に稲作総合検討会と土づくり研修会が開催され,石巻管内の米や麦・大豆生産者約120名の出席がありました。

まず,稲作総合検討会は,浅野稲作部会長から,『米価の下落やTPPなど稲作農家にとって厳しい状況となっており,“どうすっぺ”という声しか聞こえてこないが,“こうすっぺ”という意見が出るように,実りある総合検討会にしましょう。』という挨拶で始まりました。

普及センターからは,平成22年稲作の総括と対応策について解説を行いました。平成22年の稲作期間は,気象変動が大きく,春先の低温や夏の異常高温,収穫期の多雨など,稲作にとって厳しい環境となり,雑草発生や白未熟粒による品質低下などが問題となりました。雑草発生の対策としては,漏水対策や適切な水管理を行い除草剤の効果を持続させること,白未熟粒の対策としては,籾数過剰を抑える疎植栽培や,減数分裂期追肥による穂ぞろい期の葉色維持が有効であることを説明しました。

次に,全農みやぎの松永氏と東北東ソー化学株式会社の橋本氏から,新品種「東北189号」や土づくり資材に関する現地実証試験の情報提供があり,平成23年の稲作に向けて活発な意見交換が行われました。

その後,麦・大豆の生産者が加わり,土づくり研修会が開催されました。講師は東北農業研究センターの西田氏が務め,「田畑転換による地力低下の実態とその対応策」についてご教授いただきました。これまでの研究から,大豆の作付頻度が増加することで水田の地力は低下し,収量や品質が低下することが分かっており,大豆2作⇒水稲3作の体系では,たい肥を毎年2t/10a施用すれば地力を維持できることを解説していただきました。出席者からは,たい肥の種類に関する質問もあり,土づくりに関する意識が向上し,充実した研修会となりました。今後普及センターでは,2月23日に水稲直播総合検討会,2月24日に大川たい肥散布実演会等を通じて,農業者への技術普及を推進していきます。  

連絡先 石巻農業改良普及センター先進技術第一班

    0225-95-7612

 

 


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