農家における後継者が,積極的に生産活動や経営に取り組み,現状から更にステップアップし,将来の「経営者」として必要な知識や情報の習得を図るため,平成23年2月8日(火)亘理農業改良普及センター会議室を会場に,平成22年度青年園芸経営者育成研修会「儲ける農業実践講座」を開催しました。
講演では,「儲ける園芸農家になろう~わが家の農家経営改善計画~」と題して,静岡県浜松市の社会保険労務士 鈴木泰子 氏を講師に,経営を維持・発展するためのポイントを事例紹介を交えながら分かりやすくお話いただきました。
「皆さんは何のために経営をしているの?儲けるためじゃんね。ほんじゃぁ,目標(夢)がないところに発展はありやせん。だもんで,まずは「私のめざすものは・・・」と言えるようにするんだに。」
元気の良い遠州弁での問いかけに応えながら,和やかな雰囲気の中,先生の話に引き込まれていきました。講義の途中の演習では,「期待する労働報酬を得るための試算シート」を用いて自ら電卓をたたきながら,限界利益率を学びました。熱意あふれる楽しいお話で,あっという間の1時間30分でした。最後に「皆さんの5年後の姿がとても楽しみです。また,お会いしましょう。」と参加者1人1人にそれぞれ温かい言葉をかけていただきました。
参加者の経営参画状況は様々ですが,「私のめざすもの」を明確にし,実現に向けた計画作成の重要性を再確認した一日となりました。
「みんな,儲けている?家族で話をしている?」
鈴木先生の話に引き込まれます
<連絡先>亘理農業改良普及センター 地域農業班 0223-34-1141