宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「23年産の米づくり推進気仙沼地方本部会議開催」・・・震災を乗り越え,高品質米を目指す

2011年08月05日 09時10分54秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
気仙沼地方では,3月11日に発生した震災の影響で当初作付計画していた1014haの約1/3で米づくりを断念しましたが,残った部分で飯米用をはじめ食料自給力向上を目指し栽培が行われています。去る7月には,23年産米の生産・品質の向上を目的に土地改良部門も含め関係機関が集まり「米づくり推進気仙沼地方本部会議」が開催されました。
 本年は東日本大震災の影響で播種や田植えの時期がばらつき,平年よりやや遅れたものの6月の高温多照により生育が進み,生育に応じた対策が必要になっていました。普及センターでは生育調査やカメムシ類の発生状況調査を基に予想出穂時期の情報提供をするとともに近年問題となっている白未熟粒の対策として適正な水管理や追肥の実施を関係機関に伝達しました。さらに当管内の主要な落等要因となっている斑点米カメムシ類も多発が予想されることから,適切な雑草管理や防除対策を実施していくことを申し合わせました。
今年度作付けされた水稲をしっかりと生産し,出荷まで持って行くために今後も普及センターでは関係機関と密に連絡を取りながら,現地への支援を実施していきます



<連絡先(仮)>
宮城県本吉農業改良普及センター
    先進技術班
 〒987-0511 登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
       登米合同庁舎203会議室
       0220-41-0201

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