平成23年7月30日,栗原市若柳地区に念願の農産物直売所がオープンし,栗原市長や市議会議長,JA栗っこ組合長等の来賓を迎えオープニングセレモニーが開催されました。直売所の名前は「くりでん」。元くりはら田園鉄道若柳駅の北側で当時使用された車輌がよく見える場所にあります。
直売所建設に向けた計画は平成17年からあり,平成19年には「農産物直売所を考える会」が設置され,これまでいろいろと検討を重ねてきました。その結果,オープンした直売所は,農産物の直売コーナーのほかに軽食堂と惣菜工房「四季味」,パン工房「ポップマロン」,餅工房「くりでん娘」,味噌工房「味醤」を併せ持つ多機能なものとなりました。
セレモニーには,市長や市議会議長ら多数の来賓を迎え,生産者の顔が見える安心安全な農産物を期待する声や地元の方々に永く愛される直売所となっていただきたいとのお祝いの言葉をいただきました。初日から予想を上回るたくさんのお客様に来ていただき,振る舞い餅の配布や弥助ばやしのアトラクション,各種イベントで賑やかに盛り上がりました。また当日は,宮城県の観光キャラクターむすび丸も駆けつけオープンをお祝いしていました。
普及センターでは,今後も直売所の加工品開発や農産物の充実等について支援を行ってまいります。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144
栗原地域の農業農村において,各組織の枠を越えた女性農業者同士の情報交換・交流の拠点として活動を始めた「くりネッ娘(こ)」が発足して3年目になります。これまでは,他地区のグループとの交流などを行ってきましたが,今回は仲間を増やすことと,自己研さんを目的として,コミュニケーションについての講座を開催しました。
講座では,「コミュニケーション力を磨こう」と題し,東北コミュニケーション研究所所長 高橋利夫氏よりお話をいただきました。
人間関係を良くするために,自分を知り相手を知ることは大事なこと。自分にとっての常識は他人にとっても常識と言うわけではない。その違いを認めることが必要であるとのお話の後,実際に「エニアグラム チェック表」を使って自分のタイプを分類する演習に入りました。
分類した後はタイプごとのグループに分かれ,自分の長所や短所について紹介しあうと共に,共通する性格についてグループ討議を行い,発表を行いました。
それぞれの発表が終わると先生から各タイプの特長について紹介がありました。先生からテンポ良く繰り出されるコメントに会場は大いに盛り上がり,あっという間の3時間となりました。
出席者からは,「自分について考える時間もあり,自分以外の人について理解を深める時間もあり,とても有意義だった。またお話を聞きたい。」との声が多く聞かれました。
普及センターでは今後もくりネッ娘の活動を支援していくこととしています。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144