宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成23年度JAみやぎ仙南「ツルムラサキ部会」通常総会、現地検討会

2012年08月03日 16時08分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 宮城県の特産品であるつるむらさき主要産地,蔵王町で平成24年6月14日にJAみやぎ仙南つるむらさき部会(会員数77名)の総会,現地検討会が開催されました。平成23年度の実績は,出荷量201t,販売金額約7,330万円,平均単価(1袋200g)73円で,対前年比(順番に),91%,103%,113%となり,単価高で出荷数が減少しても昨年並みの販売金額となりました。

 10年前には1億円を超える販売金額でしたが,ここ数年は減少傾向で,その要因は病害虫の影響,特にネコブセンチュウによる被害が大きく影響しています。そこで,普及センターではマイナー作物農薬登録のため現地試験を昨年と今年1剤ずつ,部会の協力を得ながら実施しています。2剤とも防除効果が高いことから,早期登録を要望する声が総会では多く出されました。

 総会後は,出荷物の目揃い会や現地検討会を実施し,普及センターから今後の管理について説明しました。これからも,つるむらさきの産地として,産地の名に恥じないよう品質の高いものを出荷していこうと,部会員は気持ちを新たにしました。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班      

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 

 


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栗原市若柳地区農産物直売所「くりでん」開店1周年を機に店内改装

2012年08月03日 14時46分19秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  7月30日,栗原市若柳地区農産物直売所「くりでん」は,1周年を迎えました。1周年を控えた7月4日の定休日に,店内の改装を行いました。
 これまで,野菜の出荷量に合わせて,コンテナの季節移動をしたことはありましたが,大きな改装は初めてです。今回の改装にあたり,事前に波多野ゆか先生(経営コンサルティング波多野事務所)のアドバイスを受けながら,「どのような店にしたいか」を役員で話し合い,改装後のイメージを作り上げました。
  その結果,生産者ごとのコンテナから品目毎の陳列への変更,冷蔵庫の増設,工房の餅やそう菜等商品の陳列台の見直しを行うことになり,7月4日に役員らが作業を行ったものです。
  役員10名ほどが集まった作業は,朝9時前から試行錯誤を重ねて夕方6時までかかり,お客様の立場になって考えた,「入りやすい雰囲気」「お買物しやすいレイアウト」の店作りが完成しました。
 改装直後は,どこに野菜を置けばよいかわからない,出荷した野菜がどれだけ売れたかがかわかりにくい,自分の名前を見て買ってくれるお客さんがいるのに・・・など,一部の組合員から不満の声もありましたが,何よりもお客様からは「買いやすくなった」と,とても好評です。
 今後は,直売所の運営とあわせて,商品の差別化や「目印」の付け方など,商品のPRの仕方についても支援をしていく予定です。

  

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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生活研究グループ員,20年ぶりに料理・手芸の技術交流

2012年08月03日 14時36分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原市生活研究グループ連絡協議会(会長:菅原さだ子,会員205人)では,より良い農家生活の実現とグループ員同士の交流を目的として,毎年夏に「栗原市農業女性のつどい」を開催しています。例年,講演を聞く内容が多いのですが,今年はこれまでグループ員が培ってきた知恵や技を発信する場として,技術交流会を開催しました。こうしたスタイルは,本協議会では平成3年の生活工夫展以来20年ぶりの開催となり,約80名が参加しました。
  技術交流会には,料理の部が約20作品,リフォーム・手芸の部が約30作品の50余りの作品が所狭しと並びました。
  始めに,各地区の代表から1作品5分の持ち時間で,作品のアピールをしてもらいました。「マット」,「着物をリフォームしたステージ衣装」,「こけ玉」,「押し花」,そして「古代米のシフォンケーキ」に「乾燥こんにゃく」・・・。地区連の活動として製作したものから,個人が工夫して製作したものまで,種類も取組み内容も様々な作品が揃いました。
 質問タイムでは,ステージ衣装をもっとよく見たいとの声があり,出品者が実際に着てステージに上がり,さらに歌まで披露。大いに会場を沸かせていました。
  お昼休みには,展示された作品を熱心に眺め,作り方などを質問する場面が見られ,互いの加工技術や身近な材料の活用方法などを学びあい,交流を深めていました。
  昼食後は,高清水地区連の活動発表として健康体操やダンスで盛り上がりました。20年ぶりの技術交流は,グループ員が持つ知恵と技,そして元気パワーを改めて感じるものとなりました。各グループ員の次の活動につながるものとなったようです。

   

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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