宮城県の特産品であるつるむらさき主要産地,蔵王町で平成24年6月14日にJAみやぎ仙南つるむらさき部会(会員数77名)の総会,現地検討会が開催されました。平成23年度の実績は,出荷量201t,販売金額約7,330万円,平均単価(1袋200g)73円で,対前年比(順番に),91%,103%,113%となり,単価高で出荷数が減少しても昨年並みの販売金額となりました。
10年前には1億円を超える販売金額でしたが,ここ数年は減少傾向で,その要因は病害虫の影響,特にネコブセンチュウによる被害が大きく影響しています。そこで,普及センターではマイナー作物農薬登録のため現地試験を昨年と今年1剤ずつ,部会の協力を得ながら実施しています。2剤とも防除効果が高いことから,早期登録を要望する声が総会では多く出されました。
総会後は,出荷物の目揃い会や現地検討会を実施し,普及センターから今後の管理について説明しました。これからも,つるむらさきの産地として,産地の名に恥じないよう品質の高いものを出荷していこうと,部会員は気持ちを新たにしました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138