7月28日から29日にかけて,登米市内において「宮城県農村青年のつどい」が開催されました。これは,県内の農業青年で構成される宮城県農村青少年クラブ連絡協議会の主催で,相互交流を通した技術力の向上やキャンプ生活を通した心身の鍛錬,仲間作りを目的とするものです。例年この時期に開催されていたものですが,昨年は震災の影響で開催できず,2年ぶりの開催となりました。今年は,県内の青少年クラブ員に加え,県農業大学校生,海外農業研修生の参加により活気に満ちた開催となりました。
「つどい」のメイン行事である技術交換大会は,3人のチーム編成で,会場内に設置された50問の農業に関する問題を解いていくウォークラリー形式で行われ,参加者それぞれの得意分野を活かして難問,奇問に立ち向かっていました。地区別対抗では,古川地区クラブが優勝し,前回大会からの2連覇となりました。開催地の登米地区クラブでは残念ながら3位という結果でしたが,農業大学校生への技術や知識の伝達などもでき,次回以降の好成績に期待が持てる大会となりました。
技術交換大会終了後はレクリエーションとしてソフトバレーボール大会の実施,キャンプ場に会場を移しての交流会とキャンプの実施により,日頃行っている営農の活動,地域,年齢の枠を超えた交流をすることができました。2日目には登米市内で大規模にパプリカ栽培を行っている(株)I Love ファーム登米の施設,7月にオープンしたばかりの直売所「登米南三陸フェスティバル」を視察し,大規模生産施設における新技術や直売手法を学びました。県内各普及センターでは,今後も農村青少年クラブの活動を支援してまいります。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522