宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

根白石果樹生産組合りんご現地検討会

2012年08月14日 09時07分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 仙台市泉区のりんごの生産者で構成される根白石果樹生産組合が毎年夏期に実施している現地検討会が8月2日に開催されました。
 普及センター職員を講師に参加者のほ場を全員で巡回しながら各々の夏期管理の状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 今年は昨年,一昨年と同様に春の低温の影響でその後の生育の遅れが心配されましたが,果実肥大はほぼ平年並みにまで回復しており,特に目だった病害虫の発生もなく,着果量も平年並み程度となっているため,現段階ではほぼ平年作が期待されます。
 普及センターからは,
・夏期せん定について
・今後の気象予想と病害虫の発生予想について
・放射性物質対策について
等の指導を行いました。
 普及センターでは今後も根白石果樹生産組合の技術向上を支援していきます。

 

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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そば栽培を通じて青年農業者が地域と交流

2012年08月14日 09時07分37秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 市内青年農業者のグループ「登米市4Hクラブ」(会員18人)では,地域や消費者との交流を目的に,一昨年から登米市東和町の遊休農地を活用してそばの栽培に取り組んでいます。農地は,耕作困難となっているほ場を整備して使用しており,耕作放棄地の解消も意識しています。今年は,市内南方町に設置された仮設住宅に避難されている南三陸町の方々もお誘いし,被災者との交流にもつながるよう計画しています。
 事前にクラブ員がほ場の整備を行い,7月22日に,は種作業を行いました。当日は迫町佐沼の夏祭りと重なり,仮設住宅の被災者の参加は少なかったものの,天候に恵まれ,すがすがしい気分での作業となりました。は種作業は,4Hクラブ員を中心に,普及センター職員も手伝って,手作業で行いました。また,昨年の作付けで課題とされた鳥害や雑草防除の対策として,は種後に耕耘作業も行いました。
 作業終了後は昨年生産されたそば粉を用いてそば打ちを行い,仮設住宅の被災者の方や地域の直売グループ「カタクリの里」の会員に振る舞いました。そばづくりは3年目とあって,そば打ちも手際よく,見た目も味も大変好評でした。食事の席では,野菜作りや地元の料理方法など会話が弾みました。
 今後は,10月の収穫作業・そば粉への調製作業の後に,地域住民や仮設住宅の被災者等を対象とした「そば打ち交流会」の開催を計画しています。当普及センターでは,今後も登米市4Hクラブの活動を支援していきます。

 

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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第1回桃生地区農業生産法人経営向上研修会開催

2012年08月14日 08時47分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  

石巻農業改良普及センターでは,今年度から「地域農業を担う土地利用型農業法人の育成と経営発展」の課題で桃生地区の農業生産法人6社を対象とし活動を行っています。

 活動の一環として,平成24年8月2日に石巻市桃生地区の農業生産法人を対象として研修会を開催し,同法人6社から18名が参加しました。

  当日は,各農業生産法人の大豆ほ場で現地検討会を開催した後桃生営農経済センターで研修会を実施しました。

 現地検討会では,各組織の大豆の生育状況や今後の栽培管理について確認するとともに,除草剤塗布器「パクパク」の説明・実演を実施しました。除草剤塗布器の実証展示を行っているほ場では,塗布済みの雑草の状態を確認するとともに実際に塗布器を使用し体験をしてもらいました。

 また今年度各農業生産法人では大豆摘心機を導入しており,今後摘心が実施されることから,摘心の実演も計画していました。しかし,生育ステージが摘心の時期よりやや早めであったため実演は行わず,現地で摘心の時期・留意点等を説明するにとどまりましたが参加者からは,摘心時期や刈取長等について熱心な質問がなされました。

  現地検討会終了後に,検討会結果を踏まえ大豆栽培管理技術についての研修を実施しました。研修会では,現在までの生育状況・今後の栽培管理(中耕・培土,肥培管理,雑草・病害虫対策等)についての説明を行いました。

 普及センターでは,農業生産組織の強化を図って行くため,技術関連の研修のみでなく,今後組織運営を含めた組織経営面の研修も開催し,組織の育生と経営発展を支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター

 先進技術第1班  電話:0225-95-7612


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