名取市の被災農家5人とともに園芸振興拡大に取り組む(有)蔵王グリーンファーム(代表取締役:菊地英明)において,集出荷貯蔵施設(ピッキング工場)が完成し8月23日見学会及び意見交換会が開催されました。
同社では東日本大震災災害復興交付金を活用して,白石市福岡にパイプハウス122棟4haを設置し,昨年9月からチンゲンサイの出荷をしています。今回の施設の完成により販売も含めた更なる経営力の強化につながるものと期待されています。
意見交換会では菊地取締役から「本来は落成式とするところだが(被災者が)失ったものを回復しただけということでお披露目会とした」との挨拶があり,出席した東北農政局や県大河原地方振興事務所,白石市及び仙台市場関係者から,白石市の園芸産地化への期待や励ましの言葉がありました。
これまで普及センターでは土壌分析による栽培指導のほか,白石市役所と連携した営農計画の作成や葉菜類の大規模法人への視察研修を実施しており,作付計画や栽培マニュアルの策定について今後も支援していきます。
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