宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「エコファーム蔵王(株)」が全国農業コンクールで毎日新聞仙台支局長賞を受賞

2013年06月07日 10時47分58秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 蔵王町の農業生産法人「エコファーム蔵王(株)」(佐藤耕司社長)が第62回全国農業コンクール(毎日新聞社ほか主催)において,毎日新聞仙台支局長賞を受賞しました。
エコファーム蔵王(株)は,農業の担い手不足や高齢化の進展等に対応するため,平成18年に農家12戸で設立した会社で,環境に配慮した水稲,そば,大豆等の生産・販売や作業受託等を行っています。
 会社設立当初から「地域の農業を守り、楽しく元気な地域づくりをめざす」をスローガンに掲げ,自社の利益追求だけでなく地域を活性化するための取り組みを行ってきました。これまで,地元企業と連携して自社産農産物を使った味噌,豆腐,切り餅,乾麺等を商品化しました。また,地元農家約100名が参加する農産物直売所「産直市場みんな野」を開設するとともに,会員を対象にした各種研修会や地元住民と消費者との交流会などを継続して開催してきており,これらの活動が高く評価され今回の受賞となりました。
普及センターでは,エコファーム蔵王(株)を核として地域の農業がさらに発展するよう,関係機関等と連携しながら支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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加工・業務用キャベツ現地検討会を開催

2013年06月07日 10時31分16秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
5月23日(木)JA加美よつば主催で加工・業務用キャベツの現地検討会が開催され,収穫までの防除と生育状況の確認を行いました。
はじめに,ほ場4ヶ所を巡回し,(株)渡辺採種場の担当者からほ場毎の栽培技術と病害虫防除についてアドバイスがあり,今後,べと病や菌核病,アブラムシやモンシロチョウ等の発生が予想されることから,防除を徹底するよう説明がありました。
 5月中旬まで低温傾向で経過したため,生育は遅れているものの順調で,収穫は6月下旬~7月上旬になると予想されます。
 普及センターからは,H24年度の秋冬作における品種別の石灰(カルシウム)欠乏の調査結果を情報提供しました。また,土壌に石灰が十分にあっても,養分の過剰や養分のアンバランスによりカルシウム欠乏を生じることがあることから,実態を把握する必要があるため,平成24年度産キャベツの作付状況(作型・品種・発生程度・ほ場の場所)のアンケートを依頼しました。
 農協からは,普及センターが昨年度に作成した工程管理表について,農薬等の使用履歴と併せて記入するよう説明がありました。
生産者から,「土寄せ(培土)作業と追肥の観点から,畝間を広げると良いのでは」といった提案もありました。
普及センターでは,引き続き生産者の技術向上を支援していきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910

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