宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「地域農業を担う農業生産法人が新たな技術に挑戦中!」

2013年06月24日 15時31分38秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
農事組合法人・林ライスは,岩沼市に平成25年2月に誕生した農業生産法人で,震災後の地域農業を担うべく5人の地元生産者によって設立されました。
 法人が主に担う林地区では,法人への水田の集積などによって約50haの作付けを 行うこととなり,この面積をこなすにあたって,法人ではこれまで行ってきた移植栽培の他,鉄コーティング種子による湛水直播(たんすいちょくは)栽培,そしてV溝播種方式の  乾田直播栽培に取り組んでいます。
 直播栽培は移植栽培と異なり,苗を育苗するための施設や資材,労力が削減できると  いうメリットがあり,さらに乾田直播では,作業速度が格段に上がることと,播種時期が4月下旬頃なので田植え作業や湛水直播の播種時期と重ならず,作業の分散化が図れるというメリットがあります。
 法人では,今年度,約4.7haの乾田直播に取り組んでおり,順調に生育しています。普及センターでは,生産者や関係機関と連携して,法人が安定した土地利用型農業を営めるように引き続き支援していきます。

連絡先 亘理農業改良普及センター  0223-34-1141



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第一回女性農業者スキルアップ講習会を開催

2013年06月24日 13時49分16秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成25年6月19日,石巻合同庁舎大会議室を会場に,「心を折り結び,包む専門家」アールズアフェア 佐藤美枝氏を講師に,管内若手女性農業者および女性起業者を対象に講習会を開催しました。
 第1回目は,直売活動をするなか消費者から要望が出始めた「贈り物としての直売商品」に焦点をあて,ラッピング技術の実習を行いました。コンセプトは“身近にある資材を利用し低コストかつ短時間で包む”です。約20名の参加がありました。
 直売所で使用する白地のビニール袋や紙袋にマスキングテープの一手間を加えるだけでプレゼント袋に大変身したり,花束等に使われるカラー不織布を利用して造花を作ったりと目から鱗が落ちるような技術・アイデアに参加者は始終真剣なまなざしでした。

 途中,参加者から先生も驚くようなアイデアが出されるなど,それぞれの感性を活かした作品作りができました。また,作業中の会話から交流も生まれ,新たな繋がりを持てた講習会となったようです。

 参加者からは,「短時間にたくさんのことを学べた」「これまで自己流でうまくできなかったが,コツがわかった」「身近なものでできるのですぐに活用したい」などの感想の他,「風呂敷の活用方法をもっと学びたかった」と新たな要望もいただきました。
 普及センターでは,「魅せる農産物」による高付加価値販売技術の習得と若手女性農業者の発掘に向け今後も支援を続けていく予定です。

 問い合わせ
 石巻農業改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435

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土壌病害講習会(ホモプシス根腐病対策講習会)

2013年06月24日 12時42分30秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成25年6月13日,JAいしのまき農業情報センターにおいて,土壌病害講習会が開催されました。当日は,45名前後のJAいしのまききゅうり部会員をはじめ,関係機関を含めて、約60名の参加がありました。
普及センターからは,管内のきゅうりほ場で近年問題となっている「ホモプシス根腐病」と呼ばれる土壌病害について、病徴や防除法を説明しました。

特に「土壌還元消毒」と呼ばれる防除法は,薬剤を必要とせず,コストも比較的安価で,夏季に処理することで高い効果が得られることから,生産者の感心を惹いていました。

その後,種苗メーカー二社から,抑制栽培に向けたきゅうりの栽培品種について説明がありました。

今回の講習会を通じて,生産者は抑制作へのモチベーションが高まっているようでした。
普及センターでは,今後も現地の状況を踏まえて積極的に情報を提供したいと考えております。

連絡先 石巻農業改良普及センター
先進技術第二班
TEL 0225-95-7612

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JAみどりの「北浦梨部会」現地検討会開催

2013年06月24日 11時55分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 美里町では北浦地区を中心にして大正時代に本格的な梨栽培がはじまり,「北浦梨」という名前で県内の梨産地の1つとして知られています。現在,組合員50名で栽培面積は約10haです。
 生産組合では6月13日(木)に研修会を開催しました。現地では,着果管理や新梢管理に対する技術内容について学び,研修会場では,今年度の生育状況・病害虫の発生状況に関する情報や昨年度発生の多かった黒星病やカメムシに対する対策等について研修しました。
 今年度,普及センターでは,生育状況や土壌等を調査するなど適切な栽培管理等の指導を実施する他,関係機関と協力して規格外品を活用した特産品開発の支援を行います。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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トマトのまち大崎市鹿島台で,初のとまと祭りが開催されました!

2013年06月24日 11時35分14秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 大崎市鹿島台地区で栽培されているトマトの品種「玉光デリシャス」は,「デリシャスとまと」の名前で販売されており,宮城県内のブランド野菜の1つになっています。  この地区では6戸の生産者(2法人+4個人)が「デリシャスとまと」を栽培しています。普及センターでは,これまで技術支援や商品開発等,幅広い支援を実施してきました。 今回,この生産者の中で,加工品製造やカフェを開設し,地域の牽引役を果たしている「デリシャスファーム 株式会社」が今年6月に創立15周年を迎えました。  そこで,これまでお世話になった県内外の「デリシャスとまと」ファンの皆様へ感謝の気持ちを込めて,平成25年6月8日(土),9日(日)の2日間,初の「とまと祭り」を開催しました。  当日は,「トマトの早食い競争」など楽しいイベントや,通常は立ち入ることのできないハウスでの「デリシャスとまと収穫体験」等,魅力的な催しが開催されました。特に収穫体験イベントは,今野代表取締役から直接デリシャスとまとの栽培方法やおいしいトマトの見分け方を教えてもらえるという内容がとても好評で,急遽,イベント実施回数や収容人数を増やすほどの盛況ぶりでした。  初日の天候は一時,雷雨になりましたが約1,000人の来場数があり,2日目は快晴の天候のもと約2,000人の来場数にものぼり,会場内は大賑わいでした。  次年度から地域全体の「とまと祭り」にしたいとの意向もあり,今後,生産者や市等の関係機関で今後の方向性について検討することになっています。普及センターでは,地域活性化や特産であるデリシャスとまとのブランド化推進に向けて,このようなイベント開催支援を今後も実施していきます。
<問い合わせ先>   美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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菜園レストラン「野の風」にて復興支援ディナー開催!

2013年06月24日 11時19分26秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 「株式会社はなやか」主催で,ホテルオークラ東京ベイの御協力のもと平成25年5月29日(水)に「一夜限りの賞味会~復興支援ディナー~」が催されました。
 会場になった菜園レストラン「野の風」(「(株)はなやか」が経営する農家レストラン)には,石巻市・東松島市等の被災された方々等,約60名の参加があり,当日は,地場産の食材の他,復興に向けて頑張っている沿岸部生産者の食材を使用して本格的なフランス料理が提供されました。
 当日調理してくださった「ホテルオークラ東京ベイ」の松平昇次総料理長は,宮城県が「食材王国みやぎ大使」に依頼しており,日頃より食を通じて本県を応援していただいています。今回,「宮城県をはじめ東北地方の活性化の力になりたい」との松平総料理長の強い思いと,主催者の「株式会社はなやか」の伊藤惠子代表取締役の「食を通した復興支援を行いたい」との思いからこのイベントが実施されました。
 参加した被災者の方の中には,美里町へ一時避難していた方もおり,「お世話になった美里町で,またこのようなイベントに招いてもらえて嬉しい」との感想や,農産物を提供した沿岸部生産者から「自分たちの農産物がこのような本格的なフランス料理に使ってもらえて感激した。」との感想がありました。
 普及センターでは,このような食をとおしたイベントの支援を今後も実施していきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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