宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農林産物の放射性物質調査に関する第1回関係機関連絡会を開催しました

2013年06月12日 09時30分20秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 普及センターでは,東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故が発生して以来,農地や農産物等の放射性物質調査や吸収抑制対策の技術指導を通して,管内農業者の支援を行っています。
 その活動の一環として,平成25年5月29日(水)に,「農林産物の放射性物質調査等に係る第1回登米市内関係機関連絡会」を開催しました。
 今回は,平成24年産農林産物の放射性物質調査結果や平成25年産農作物の生産に向けた放射性物質吸収抑制対策,平成25年度放射性物質調査計画について説明しました。
 平成24年産の調査では,50Bq/kgを超える農作物は検出されなかったこと,放射性セシウムの検出をゼロ(不検出)に抑えるため,加里肥料の施用を中心とした吸収抑制対策を徹底していくことについて,関係機関の意識統一が図られました。また,牧草の放射性物質調査については,5月から7月にかけて除染後の牧草検査を集中的に実施し,速やかに飼料の安全性を確認し農業者に報告することとしています。また,会議終了後は,所内で実施している放射性物質簡易検査の様子を見学しました。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら,放射性物質調査を継続し,農業者への技術指導を通して,安全な農産物生産の支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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女性農業者が仲間の経営と農漁家レストラン「慶明丸」を見学しました

2013年06月12日 08時48分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成25年5月28日に登米地区農村生活研究グループ連絡協議会とアグリレディーズネットとめが合同で研修会を開催しました。研修会には両会員35人が参加し,豊里町でスプレーマムを栽培している会員の経営視察や,登米市南部学校給食センター見学を行いました。また,4月に再開された南三陸町戸倉の農漁家レストラン「慶明丸」を見学しました。
 まず豊里町では,両会の会員である遠藤さんのスプレーマム栽培施設を見学し,管理方法や経営で工夫している点等の説明を受けました。施設内のスプレーマムは出荷期を迎えており,参加者は色とりどりの花々に感心した様子でした。次に,登米市南部学校給食センターでは,職員の方からセンターの概要や学校給食における地産地消の取組みについてお話を伺いました。近年は給食の約10%が残飯として廃棄されており,家庭での農業体験や調理体験を通じて,子供達に食の大切さを伝えて欲しいとお話がありました。
 最後に訪れた南三陸町の農漁家レストラン「慶明丸」では,店主で,南三陸町生活研究グループの会員でもある三浦さんより,東日本大震災時の様子やレストラン再開までの経緯についてお話を伺いました。様々な苦労を乗り越えてきた三浦さんのお話は,多くの参加者にとって,自らの経営や活動を見つめ直すきっかけになったことと思います。
 普及センターでは今後も女性農業者の資質向上に継続して取り組んでまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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