宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

富谷町ブルーベリー生産組合が視察研修会を開催~ラビットアイブルーベリーの有望品種と先端技術の導入に向けて~

2016年08月30日 12時37分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成28年8月22日に富谷町ブルーベリー生産組合が,農業・園芸総合研究所(名取市)でブルーベリーの視察研修会を開催しました。富谷町ブルーベリー生産組合は,現在23人の生産者で構成されており,せん定講習会や視察研修会など高品質なブルーベリー生産を目的に活動しています。
 当日は10人の生産者が参加し,「ラビットアイブルーベリー(以下「ラビットアイ」という)」の有望品種や自動かん水装置,芽傷処理などの技術について学びました。
 「ラビットアイ」は,土壌適応性が広く排水の悪いほ場でも比較的栽培しやすいと言われているタイプのブルーベリーです。収穫期間が8月上旬~9月中旬頃までであり,富谷町で主に栽培されている「ハイブッシュブルーベリー」(収穫期間:6月中旬~7月下旬頃まで)の後に収穫期を迎えます。講師の柴田研究員からは,「ラビットアイ」について,「寒さに弱いという特性や食味が良くなかったことからあまり普及してこなかったが,農業・園芸総合研究所でも問題なく栽培できているし,近年では良食味の有望な品種も出てきた」という説明がありました。いくつかの品種を試食させてもらい,生産者からは「美味しいし,粒も大きい。栽培も簡単そうだ」などの声が聞かれました。また,自動かん水装置による試験樹や芽傷処理した樹の生育状況も見学し,試験されている樹の生育の良さに驚きの声も聞かれ,早速技術を取り入れたいといった前向きな姿も見られました。
 今回学んだ知識や技術を現場で活用できるよう,普及センターは今後もブルーベリー栽培を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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丸森地区果樹振興部会が、いちじく栽培講習会を開催しました。

2016年08月30日 12時04分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 8月24日JAみやぎ仙南丸森地区果樹振興部会(会員37名)は,いちじく栽培講習会を開催しました。
 果樹振興部会は丸森町特産の加工用いちじく生産の拡大を狙い,平成27年春に新規栽培者を募り,14名が新たに栽培をはじめています。果樹振興部会では新規栽培者に対し,育成したいちじくの苗木を配布し生産拡大を図りました。生育3年目を迎える今秋,収穫が本格化することもあって,受講者はいちじくの熟し方や植物調整剤を用いた熟期促進処理方法について学びました。
 一方,ベテランの部会員から新規栽培者に対し,「収穫は果実の口で判断する。わからないときは果実を割ってみる。」,「樹に目印を付けて,植物調整剤を計画的に処理する」といったアドバイスもありました。
 果樹振興部会は,9月6日に出荷目揃い会を開催し品質向上を図り,10月末までの丸森町産いちじくの出荷に備えることにしました。



〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター・先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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