宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ねぎの湿害対策実証ほの現地検討会を開催しました

2016年12月21日 16時48分55秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成28年12月7日に南三陸町戸倉在郷地区において,客土農地におけるねぎ湿害対策等確立実証ほ現地検討会を開催しました。

 在郷地区ではほ場整備により農地を復旧し昨年からねぎの栽培が始まっていますが,土壌が粘土質なことなどから排水不良による湿害が問題となっていました。そこで今年は気仙沼地方振興事務所南三陸支所の協力の元,湿害対策(勾配修正,心土破砕)を施した試験ほを準備し,実証ほを設置していました。

 湿害対策として勾配修正,心土破砕を実施したほ場では一定の排水効果が得られましたが,9月の長雨・日照不足等により後半の生育が悪く,ねぎの生育が十分ではない結果となりました。

 当日は生育の経過や排水状況を関係機関やほ場整備地区の生産者に紹介するとともに,ほ場改良による排水対策のほかにも,浅植え定植などの耕種的な対策や有機物の投入による土づくりの必要性を参加者で共有しました。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話:0226-29-6041 FAX:0226-42-1672

 


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