新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた花き産業の振興策の一環として,花の消費拡大を応援するために,宮城県花と緑普及促進協議会では,令和2年10月27日から30日までの4日間,石巻合同庁舎1階ロビーに石巻市桃生地区で生産されたガーベラを展示しました。展示中は多くの来庁者が立ち止まって熱心に花を眺める様子が見られ,来庁者からは「お花って良いですね」,「石巻市でこんなにキレイな花を作っているなんて知らなかった」,「買いに行きたい」などの感想を聞くことができました。
石巻市桃生地区は,年間を通して温暖で日照時間が長く,夏は涼しく冬は降雪量が少ない気候を活かして,関東以北では最大のガーベラ産地となっています。JAいしのまき桃生ガーベラ部会では,6戸の生産者が年間を通してガーベラの出荷に取り組んでいます。
花の観賞は,心身のストレスを緩和することが知られています。春先からの新型コロナウイルス感染症の影響で,自宅で過ごす機会が増えたことで,庭造りを楽しむ方や部屋に花を飾られる方が増えたと聞いています。ぜひこの機会に,生活の中で花を楽しんでいただければと思います。
当普及センターでは,今後も引き続き花き栽培および県産花きの消費促進活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999