今回の勉強会では,明治大学とパイオニアエコサイエンス(株)が共同開発した「採りっきり栽培」に取り組む生産者を主な対象に,普及センターからは病害の発生メカニズムや対策を説明しました。また,パイオニアエコサイエンス(株)の松永邦則氏からは,今年度のアスパラガスの他産地での病害の発生状況や来年度に向けた管理のポイントについて,リモート講義で情報提供いただきました。その後,参加者は4~5人ずつのグループに分かれ,今年度の栽培の振り返りについて,グループワークで意見交換しました。
アスパラガス栽培における代表的な病害は,斑点病と茎枯病の二つで,これらの病害についてしっかりと対策を行うことが収量を確保するためのポイントです。グループワークにより出された生産者個人の振り返りについては,個人毎にアスパラガスの栽培カルテとしてまとめ,来年度の栽培に活用する予定です。
今後,令和2年12月22日(火)には,明治大学農学部にリモートでご参加いただき,アスパラガス栽培セミナーを開催する予定です。
当普及センターでは,今後もアスパラガス栽培について引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999