宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「金のいぶき」収穫前の現地検討会を開催しました。

2022年10月07日 11時17分10秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 玄米用品種「金のいぶき」は,消費者の健康志向もあり,年々需要が拡大している品種です。涌谷町では,町の特産品として「金のいぶき」の作付を推進しており,令和4年度は約82haと前年の2倍以上増加しており,生産者30名のうち11名が今年度初めての栽培者です。
令和4年度は,涌谷町,JA新みやぎ涌谷営農センターの協力のもと,6か所の展示ほを設置し,生育調査や現地検討会の開催等の技術支援を行っています。
9月20日には,展示ほ2か所を会場に収穫前の現地検討会を行い,涌谷町内の栽培者約20名が出席しました。普及センターからは,出穂期から見た刈取適期や,ほ場内の籾の登熟状況について説明し,うち1カ所は籾がかなり黄色くなっていることから,まもなく収穫適期に入ることを説明しました。
まとめとして,「金のいぶきは他の品種より登熟のばらつきが大きい。品質を低下させないためには,出穂期から50日を過ぎたら,青い籾が残っていても収穫を行った方がよい。」ということを伝え,生産者も収穫適期について理解を深めたようでした。
今後,展示ほの収量や品質を調査,分析し,生産者の栽培技術向上に向け,引き続き助言を行っていきます。

<連絡先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225



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管内2か所でJA新みやぎあさひなぶどう部会のシャインマスカットの販売会が開催されました。

2022年10月07日 11時17分10秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 JA新みやぎあさひなぶどう部会が主催となり,9月24日(土)にJAグリーンあさひな(大和町),10月2日(日)に元気くん市場仙台南店(仙台市太白区)において「シャインマスカット販売会」を開催しました。
 参加した生産者は,自分たちが丹精込めて作ったシャインマスカットの品質や甘いぶどうの見分け方などを紹介し,お客様も楽しそうに見比べながら購入していました。
 普及センターでは,シャインマスカット栽培の取組紹介パネルの展示とともにパンフレットを配布して,産地PRを行いました。
 両日とも開店前から行列ができる盛況ぶりで,消費者からは「来年もぜひ開催してほしい」との要望があり,生産者も「これからも良いものを作っていきたい」と嬉しそうに意欲をのぞかせていました。
 普及センターでは,今後も技術支援や産地のPR等により,当地域のシャインマスカットの普及拡大を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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牛群検定の「お試し検定」をサポートしています

2022年10月07日 08時40分33秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 登米管内では6戸の酪農家が牛群検定に加入しています。牛群検定とは専門の検定員が毎月1回酪農家を訪問し,牛1頭毎の乳量や乳成分,繁殖の状況等について調査するものです。酪農家は調査の結果を飼養衛生管理や経営の改善に役立てることができます。普及センターでは月1回程度酪農家を訪問し,調査の結果がまとめられた牛群検定成績表や牛を見ながら,飼養管理状況の確認や改善策の検討等を行っています。
 管内では9月から1戸の酪農家が,牛群検定の「お試し検定」(6か月の無料体験)に取り組んでいます。初めて成績表を手にした酪農家からは,牛1頭毎の乳質がわかるので栄養状態等の確認ができてとても助かるとの感想をいただきました。一方,成績表からはいくつか問題点も見えたことから,飼養管理や繁殖管理等の改善について一緒に検討しました。
 今後も普及センターでは牛群検定の活用や成績表の見方等をサポートしていきます。
牛舎の様子
牛群検定成績表で乳質等を確認する酪農家

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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「蔵の華」の適期刈り取り研修会を開催しました。

2022年10月07日 08時14分09秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 令和4年9月9日,気仙沼市廿一地区で,酒米の栽培を行う清流「蔵の華」廿一会を対象に,刈り取り時期を確認する研修会を行いました。
 6月28日,7月26日の研修会に引き続き,会員のほ場を相互に巡回し,生育状況を確認しながら,適期収穫時期を予測しました。いずれの会員のほ場も登熟は順調に進んでおり,穂の熟色や気温の推移を見ながら,品質確保に向け各ほ場の刈り取り時期を見極めました。
栽培した「蔵の華」は市内の蔵元2社に出荷されます。今年は,過去の振り返りをもとに,さらに栽培管理を洗練させ,順調な生育を保つことができたことから,秋以降の醸造に向け,期待が高まっています。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

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