令和4年10月3日,地域農産物のPR活動の一環として,気仙沼合同庁舎食堂にて南三陸町産のカリーノケールを使用した一品が提供されました。カリーノケールとは,アブラナ科の一種であり,ケールなのに苦みや青臭さが比較的少なく,キャベツと比較するとミネラルやビタミンが豊富な葉物野菜です。
今回使用されたカリーノケールの生産者である南三陸町の星達哉さんは,小松菜を中心とした葉物野菜の栽培を行っています。令和3年度からカリーノケールの栽培を開始し,現在は栽培面積50aまで作付けを拡大しています。
当日はカリーノケールをもやしと卵で炒めた料理が小鉢で提供されました。食堂の調理スタッフのアイデアで,カリーノケールの食感が残るよう適度に火通しされており,加えて卵との相性も抜群であり,多くの食堂利用者が物珍しさに驚きながらも完食していました。食べた人からの評価は高く,また食べたいとの声が聞かれました。今回の活動により,食を通じて地域の農産物の魅力を発信することができました。
星達哉さんが生産するカリーノケールは,「みやぎ生協」や「道の駅三滝堂」など県内各地に出荷されているほか,「伊勢丹」など県外デパートにも出荷されています。管内ではJA新みやぎ気仙沼農産物直売所「菜果好」で販売されています。店頭で見かけた際はぜひお手に取っていただけますと幸いです。
<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069,FAX:0226-22-1606