宮城の農業普及現地活動情報

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アスパラガスの先進地事例を学ぶ

2022年09月26日 15時52分04秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 9月15日(木)にJAいしのまき農業情報センターを会場に生産者等23人が参加し,アスパラガス先進地事例講習会を開催しました。
 はじめに,「山形県最上地域のアスパラガスの生産販売状況」について,山形県最上総合支庁農業技術普及課乙坂普及指導員から講演をいただきました。最上地域のアスパラガス栽培は,平成15年の米の冷害をきっかけに最上町が導入し,平成17年に共同選果場を整備しました。その後,平成28年には新庄市に共同選果場を増設,舟形町や鮭川村にも栽培が拡大し,生産者数197人,栽培面積74.7ha,販売量455t,販売額5.2億円の産地に成長したとのことでした。
 次に,「アスパラガス産地の近況と販売の工夫事例等」について,パイオニアエコサイエンス株式会社松永氏から,岩手県金ヶ崎町,群馬県,埼玉県の採りっきり栽培や秋田県のハウス栽培など他産地の近況をお話しいただき,長崎県,香川県,北海道など販売の工夫事例についても紹介していただきました。
 株式会社石巻青果からは,「石巻市場のアスパラガスの取扱状況」について,3~9月は山形産が多く,9~4月はメキシコ等の輸入物になるので,地元産がほしいとのお話がありました。
 石巻普及センターからは,「石巻管内のアスパラガスの生産販売状況」について,栽培面積,販売量,販売額,販売先等の聞取り結果を情報提供しました。
 コロナ禍の中,山形県など先進地の状況や販売の工夫事例などを学ぶことができ,アスパラガスの普及定着に向け有意義な講習会になりました。
<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999

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