宮城県はパプリカの出荷量が全国1位で,中でも栗原市は農業法人による大規模施設での養液栽培がおこなわれており,県内最大の産地となっています。
昨年度から,栗原市と石巻市のパプリカ生産法人,民間企業,大学,県をはじめとした行政機関等の17組織が参画し,スマート農業技術を使用して宮城県産パプリカのブランド力向上やスマート商流の実現に向けたプロジェクトが進められています。
10月4日,このプロジェクトの技術実証ほ場のひとつ,㈱ベジ・ドリーム栗原(栗原市高清水)でプロジェクトの構成員が集まり,開発中の収量予測ロボットや選果・出荷管理システム,パプリカ個包装機械の現地視察を行いました。収量予測ロボットが畝間を自動走行しながらカメラで撮影した画像をAIが解析して収穫時期や収量予測する様子や,個包装機械でパプリカが包装される様子を視察し,プロジェクトの進捗状況を確認しました。
引き続き,生産量やニーズの変化に対応できる体制の確立に向け,生産法人と産学官が一丸となって,パプリカのスマート商流の実現に取り組むこととしています。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144