令和6年9月12日(木)、 JA新みやぎ栗っこズッキーニ部会の抑制栽培現地検討会が栗原市金成で開催され、生産者約15名が参加しました。
はじめに、栗っこズッキーニの主力品種の種子の販売店である(有)兵藤種苗商事の担当者から、今後の栽培管理のポイントについて解説いただきました。昨年に引き続き9月に入っても高温であるため、摘葉や追肥により株を充実させるよう助言がありました。
普及センターからは、抑制作型における病害虫防除のポイントについて解説しました。特に多湿条件で発生しやすい「褐斑細菌病」の症状もみられたため、摘葉による被害葉の除去や銅剤散布による防除を徹底するよう呼びかけました。また、抑制作型においては春作よりも高温多湿条件であるためアブラムシ類やハモグリバエが発生しやすく、この対策として防除間隔を短くして防除を行うよう助言しました。
最後に、JA新みやぎの担当者より、「栗っこズッキーニ」のブランド維持に向けた出荷規格の遵守について呼びかけがありました。
参加者からは、栽培管理に関する質問があり、講師と積極的な意見交換が行われ、有意義な検討会となりました。普及センターでは、今後も栽培技術向上を支援していきます
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144