大衡村にある株式会社 未来彩園は,10,393㎡のダブルフェンロー型温室で大玉トマトと中玉トマトの養液栽培を行っており,平成19年にJGAP認証を,さらに平成30年にはASIAGAP認証を取得し,食の安全や環境保全等に配慮した生産活動に取り組んでいます。
仙台農業改良普及センターでは昨年度から同社に対して,全従業員がGAPを理解することで意識醸成が図られ,自発的な現場改善活動定着のための支援をしてきました。
2月16日,大衡村衡東集会所を会場に,同社主催の従業員研修会において,「第2回GAPを理解するためのミニ講習会」が開催され,株式会社 未来彩園におけるGAPへの取組をクイズ形式で出題しました。昨年9月に開催された第1回目の講習会では,当普及センター職員が講師役を務めましたが,今回は,GAP指導員資格を有する同社の経営者及び栽培担当主任が,問題の作成や解答の説明等について主体的に関わり,普及センターがバックアップする形で開催しました。参加した従業員は,「身近な現場」からの出題ということもあり,日常的に行っている行動等がGAPに深く関連していることを認識するとともに,経営者においては,主体的な関わりを通じて,今後の従業員に対するGAP教育のあり方を考える機会になったようでした。
普及センターでは今後もGAPへの理解を深めていただく取組に対して支援を行っていきます。
〈連絡先〉
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