宮城の農業普及現地活動情報

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県品評会で「きゅうり」が農林水産大臣賞を受賞しました

2010年11月02日 14時59分16秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
「みやぎまるごとフェスティバル2010」の一環となる「宮城県農林産物品評会」と「宮城県花き品評会」が10月16日~17日に宮城県庁を会場に開催されました。記録的な猛暑の影響で,生産者の方々は栽培管理の面で大変な御苦労があったことと思いますが,亘理普及センター管内からは60点の出品がありました。
 このうち,農林産物品評会に出品された野菜131点の中から,名取市の引地博明さんが出品された「きゅうり」が,みごとに農林水産大臣賞を受賞されました。受賞品は,果実が充実し,揃い・形が良く,色・光沢も鮮やかに仕上がっており,審査員から高い評価を得ての受賞となりました。
 引地さんは,水稲と施設野菜(きゅうり)の複合経営を家族労力主体で取り組み,きゅうりは,大型鉄骨ハウスで促成及び抑制栽培を行い,1~6月と8~11月に仙台市場へ出荷しています。
 今回出品された‘エクセレント節成353’は,管内で引地さんがいち早く導入した品種で,従来の品種より褐斑病に強いため,増収が望め,管内における作付が増加しています。引地さんは日頃から作物をよく観察しながら,細やかな肥培管理を行っています。品種特性を十分に把握した栽培管理を行ったことが,今回の受賞につながったものと思われます。
 現在,引地さんは,小塚原野菜園芸組合の組合長を務め,また,昨年設立されたJA名取岩沼きゅうり部会の副会長でもあり,出荷量及び品質とも当管内でトップクラスの生産者です。今回の受賞を機に,今後,ますますの活躍が期待されます。

<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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