令和6年1月30日に当普及センター主催で石巻地域における水田農業の将来を考えるセミナーを開催したところ、生産者、メーカー・関係機関の関係者ら計54人の参加がありました。
第一部「アグリテックの現状と課題について」では、東北大学大学院農学研究科の大谷教授にスマート農業の今後の展開について御講演いただきました。さらに当普及センターからは石巻管内のスマート農業の普及状況と課題について話題提供を行い、参加者は石巻地域の乾田直播栽培の普及やスマート農業活用の現状を把握し、今後の課題について意見を交わしました。
第二部では「みどりの食料システム戦略と管内での取り組みについて」と題し、東北大学大学院農学研究科の西田教授に水田へのバイオ炭施用の取り組みと輪作体系における地力の増進について御講演いただきました。当普及センターで取り組んだグリーンな栽培体系への転換サポート事業についても紹介し、参加者は田畑輪換による地力の消耗とたい肥を使った土づくりの大切さを学びました。
参加した方々にスマート農業の有用性と環境負荷軽減のためのたい肥を用いた土づくりを理解してもらうセミナーとなりました。
当普及センターは、これからもアグリテックの推進・普及および環境に配慮した持続可能な農業生産支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班
TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999