宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米市水稲直播栽培研修会を開催しました

2010年12月27日 09時14分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成22年11月30日に,登米市の中田農村環境改善センターを会場に登米市,登米市農業振興協議会,JAみやぎ登米,JA南三陸,登米農業改良普及センターの主催により「平成22年度登米市水稲直播栽培研修会」を開催し,登米市内を中心に水稲生産者や関係機関等約130人が参加しました。
 始めに古川農業試験場水田利用部稲作班長より「水稲直播栽培の種類とその特徴について」と題した講演があり,様々な方式がある水稲直播栽培のそれぞれの特徴やメリット・デメリット,栽培上の注意点等がわかりやすく説明されました。
 続いて,普及センターより平成22年の登米市内での水稲直播栽培の取組状況や生育状況等について情報提供し,その後,既に直播栽培に取り組んでいる生産者からの事例紹介と意見交換をパネルディスカッション形式で行いました。
 「湛水直播」のうち“カルパーコーティング種子を土中条播する方式”及び“鉄コーティング種子を無人ヘリで散播する方式”,「乾田直播」のうち“麦播種用のグレーンドリルで播種する方式”の3通りの先進的取組み者がパネラーとなり,普及センター職員を座長にそれぞれの取組み紹介や意見交換を行いました。
 パネラーからは,取組みに至った経緯や工夫している点等を説明いただき,水稲直播栽培に取組み始めた生産者や今後取り組もうとする生産者等からは,雑草対策などの活発な質問・意見が出され,直播栽培の普及拡大に向けて弾みとなる研修会となりました。
 今後も普及センターでは,省力・低コストの水稲生産技術である直播栽培の普及に向けて支援を行っていきます。


   宮城県登米農業改良普及センター
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
   E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp


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農業関係者向けの各種イベント・セミナー等の案内

2010年12月24日 14時55分39秒 | その他
(独)東北農業研究センター
http://ss.tnaes.affrc.go.jp/index.html
左側メニュー「イベント・セミナー」をクリック
例)各種セミナー,農業試験研究成績検討会,推進部会等の案内

みんなの農業広場
http://www.jeinou.com/index.html
左側メニュー「イベント・展示会のご案内」をクリック
情報量が豊富 例)農業関係各種研修会,フォーラム等

EK-SYSTEM(ネットふきゅう,会員専用)
https://www.ek-system.ne.jp/
ログイン後「探す」-「情報提供」メニューの「お知らせ」をクリック
例)農業関係各種研修,成績検討会等の案内

農林水産政策研究所
http://www.maff.go.jp/primaff/index.html
右側メニュー「セミナー・研究会」メニューの「開催案内・概要」をクリック
例)研究員による研究報告,各種セミナーなど

農林水産研究情報総合案内
http://www.affrc.go.jp/
右側メニュー「ニュース・イベント」をクリック,「イベント」をクリック
例)農林水産省関係の試験研究機関等の研究報告,各種シンポジウム,セミナーなど

(社)食品需給研究センター
http://www.fmric.or.jp/index.html
上段メニュー「出版物・イベント」をクリック,左側メニュー「イベント」をクリック
例)6次産業化,農商工連携関係研修など

(財)食品産業センター
http://www.shokusan.or.jp/index.php
ホームページ中段「セミナー・イベント情報」の右側「一覧へ」をクリック
例)食品表示,ブランド化,農商工連携等の研修会など

まちむら交流きこう
http://www.kouryu.or.jp/
ホームページ上段「イベント募集・告知」の右側「一覧を見る」をクリック
例)グリーンツーリズム関係セミナーなど

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たまねぎ栽培講習会

2010年12月24日 09時22分34秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営


 12月17日に,JAあさひな営農センターでたまねぎ栽培講習会が開催されました。
 JAあさひなでは,水田転作での加工・業務用たまねぎの栽培を推進してきました。平成23年産は8つの生産組織等で約2haが定植されています。また、農産物直売所向けに直売所の会員が栽培を行っており,合わせて5~6haのたまねぎ栽培が行われています。
 直売所での販売増加や黒川地域への企業進出,加工・業務用野菜の需要増加等を踏まえ,JA・黒川郡内4町村・普及センターでは園芸振興に関する話合いを重ね,今年度はたまねぎを重点支援して行くこととしました。
 講習会には,生産組織の構成員や直売所の会員等約30名の参加があり,普及センターの説明に熱心に聞き入っていました。
 今後は,現地検討会等も予定しており,収量向上を第一目標に関係機関と連携し支援を行っていくこととしています。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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せん定をとおした高品質な日本なし生産に向けて~JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会せん定講習会~

2010年12月21日 16時01分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成22年12月16日(木),JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会員を対象に,せん定講習会を開催しました。
 蔵王町は日本なしの栽培が県内で最も盛んな地域で,県内で唯一,光センサーを用いたJA選果場があり,仙台,東京,大阪方面へ市場出荷されています。
 講習会当日は,会員が45名の参加があり,県農業・園芸総合研究所 菊地総括研究員の支援もいただき,4か所でせん定実技講習を実施しました。
 今年は夏の日照時間に恵まれ,その結果,予備枝のえき花芽の着生が全般的に良好となっているため,枝の更新を積極的に行うよう指導を行いました。
 菊地総括研究員からは,近年面積が拡大してきている「あきづき」の若木の育成方法や待ち枝せん定のポイント等について実技指導が行われました。また,夏季の降水量が極端に少なかったため,新根の発生量が少なく花芽数が多いことと相まって来年は樹勢が下がることが予想されるため,果実着果数は抑え気味とする等,指導がありました。
 部会員からは,枝の配置や結果枝の扱い等について,質問が出されるなど栽培技術向上の意欲が伺えました。
 普及センターでは,高品質な日本なし生産へ向けた取り組みを支援していくこととしています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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七ヶ宿源流米が食味コンクールで三年連続入賞!

2010年12月20日 15時09分51秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成22年11月20~21日に島根県松江市で開催された第12回米・食味分析鑑定コンクール国際大会(主催:米・食味鑑定士協会)において,七ヶ宿町の七ヶ宿源流米ネットワーク代表である梅津賢一さんが出品した「たきたて」が環境王国認定産地部門で金賞を受賞しました。
 梅津さんは,第10回大会の「やまのしずく」に引き続き,2回目の栄誉に輝きました。
 また,七ヶ宿源流米ネットワークとしては,昨年の第11回大会でも同会員が出品した「やまのしずく」と「たきたて」が特別優秀賞を受賞しており,同大会において三年連続の入賞となりました。
 七ヶ宿町では,七ヶ宿ダムの水源の環境を守りながら,水田へのカキ殻施用,用水路へ木炭の設置,特別栽培により生産した米を「七ヶ宿源流米」としてブランド化を進めています。生産者で組織する七ヶ宿源流米ネットワーク(会員9人)では,食味の向上を図るために,土壌分析や生育調査の結果に基づいた施肥や水管理等に取り組んでおり,その努力が成果となって現れました。
 11月30日からは仙南地域の食材の魅力を詰め込んだ駅弁「みやぎ蔵王弁当」が仙台駅等で販売となり,そのメイン食材として,七ヶ宿源流米「やまのしずく」が採用されています。
 同ネットワークの会員は,七ヶ宿源流米の品質と食味の良さに自信を持ち,多くの方々に味わってもらいたいと,今後の販路拡大に期待しています。
 普及センターでは関係機関等と連携しながら,今後も七ヶ宿源流米ネットワークの取り組みやブランド米の確立に向け支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

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わたり花講座(IPM編)を開催

2010年12月20日 11時09分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 亘理農業改良普及センター管内では,カーネーション生産者のエコファーマーとしての取り組みをきっかけに,防虫ネット現地試験など環境に配慮した取り組みが少しづつ広がっています。
 このような中,11月19日,管内花き生産者を対象にIPM(総合的病害虫管理)をテーマにした研修会を開催しました。管内のカーネーション,きく,トルコギキョウ生産者12名と関係機関8名が参加しました。
 講義では,農業・園芸総合研究所から「花きにおける総合的な病害虫管理(IPM)技術について」のテーマでハダニ類,アザミウマ類,オオタバコガ等花き害虫に効果的な農薬使用のポイントと物理的防除(防虫ネット,粘着ロール,UVカットフィルム等)について詳しく説明をいただきました。
 今年,管内では,オオタバコガの発生が多く,防除に苦慮した生産者も多かったためメモを取りながら真剣に聞く姿が見られました。
 事例報告では,名取市のカーネーション生産者が3年間取り組んだ防虫ネット実証試験の結果を報告しました。
 試験を実施した生産者からは,「防虫ネットを展張することによって殺虫剤を36剤(H20実績)から30剤に減らすことができた。しかし,暑さのため日中のハウス内での作業は難しく感じた。温度測定の結果をデータで見てみると,展張しないハウスと比較してほとんど温度差はなく,カーネーションの品質面でも問題がなかったことから,ハウスの方向や風向きを考慮すれば換気扇等で改善できるのではないか」と率直な意見の発表がありました。
 情報提供では,アリスタライフサイエンス株式会社より「花きにおける天敵利用について」情報提供がありました。
 ハダニ類の天敵利用については,ミヤコカブリダニ,チリカブリダニの特徴や利用方法,さらには,品目毎に愛知県等の先進県の事例の説明がありました。生産者からは「稲刈り時期など農薬散布が手薄になる時期に天敵は効果的なのでは」「価格が高いので費用対効果の面で導入可能か検討していきたい。」という感想が聞かれました。普及センターでは,実証ほ等を設置し管内で今後,導入可能か検討していきたいと考えており,継続的に花きの生産技術の向上に向けた活動を支援していきます。
<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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集落営農研修会開催「集落営農が持っている大きな可能性を再認識」

2010年12月17日 16時50分15秒 | その他
仙南地域は,兼業農家や畜産,園芸中心の担い手が多いため,集落営農としての取組は12組織と少なく,また,設立された集落営農組織においても,組織の運営管理や土地利用の合理化,リーダー育成など多くの問題を抱えています。
 そこで,兼業農家や高齢者等の農業に取り組む意欲の向上と所得の安定を図るなど,地域の実情に応じた特色ある集落営農の育成を目的に,大河原地方振興事務所とみやぎ仙南農業協同組合の共催で,平成22年12月8日(水)に大河原合同庁舎大会議室を会場に「集落営農推進研修会」を開催し,農業者,関係機関計83名が参加しました。
講師に農山村地域経済研究所長の楠本雅弘氏を招き,「地域の多様な条件を生かす集落営農」を演題に御講演いただきました。「元気な地域」が「活力ある農業」を支え,「元気な農業」が「活力ある地域」を養うという関係を実現することが集落営農の目標なのであるとの内容に,参加した農業者からは,「集落営農が持っている大きな可能性を再認識した」との感想が聞かれました。
中山間地域での集落営農の取組事例についての集落営農研修会を,来年2月末にも開催する計画となっており,集落営農の取組が拡大するよう必要性について啓発していきます。



〈連絡先〉大河原農業改良普及センター   
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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地元野菜を使ったスウィーツでもう一品

2010年12月17日 10時53分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
南三陸町の農家レストラン「ばっかり茶屋」では,観光客などに地元産野菜“ばっかり”を使った定食などの食事を提供しており,好評を博しています。「ばっかり茶屋」を運営している女性グループである「ひころレディース」では,以前から食後などに甘味を出してみたいという意見がありました。

 そこで普及センターでは,12月8日にばっかり茶屋に野菜ソムリエの川島洋子氏を招き,地元野菜を使ったスウィーツのメニューづくりを学ぶキャリアアップ研修会を開催しました。作ったメニューはヤーコンのゼリー,アップルポテトプディング,ホウレンソウのシフォンケーキの3品です。どのメニューも15分~40分程度の短時間ででき,他の野菜にも応用が利くという評価でした。また,食材をペーストにして活用する方法など,参加者の皆さんがこれまでやったことがない調理法に興味津々で,終始和やかな雰囲気で収穫の多い研修会となりました。

 普及センターでは今回の研修会を参考にし,今後も女性農業者の方々の起業支援を行っていく予定です。                         

 本吉農業改良普及センター
       地域農業班
  TEL 0226-46-6902
  FAX 0226-46-5140

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加工品の商品開発に向けて

2010年12月17日 08時49分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 今年度の農村女性起業化講座も3回目となりました。今回は商品開発や販売戦略の検討材料とするため、総菜などの開発に関する実習を行いました。
 参加者は8名。今回のテーマは「作り置きのできる総菜」と「事前に下準備が可能な総菜」です。総菜5品について,フードコーディネーターの八巻美恵子先生から御指導いただきました。
 既に起業している方々からは「レシピのアレンジで、作業時間の短縮が可能だ」、またこれから起業する方々からは「商品開発の良いヒントになった」との意見が聞かれました。
 普及センターでは今後、今回の研修を参考にしながら、新商品開発や労力軽減に向けた販売戦略見直しの支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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町特産仙台小ねぎを使った新たな名物料理を作ろう!

2010年12月16日 16時33分38秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 美里農業改良普及センターでは、農商工連携支援事業を活用して、「仙台小ねぎ需要拡大プロジェクト」に取り組んでいます。
平成22年12月7日には、涌谷町内で「仙台小ねぎ地域連携推進検討会」を開催し50名が参加しました。生産者や商工関係者で検討してきました仙台小ねぎの新たな料理「黄金の郷のだて仙台小ねぎ御前(9品)」とテイクアウトメニュー(4品)の試食,今後の仙台小ねぎ連携活動についての意見交換並びにアンケート調査を行いました。調理を担当した各店主からは「小ねぎが主役」となるよう工夫したことや「特産の小ねぎで御当地メニューを定着させたい」など説明がありました。小ねぎ御膳は、今回のアンケート結果を参考にして料理を再構成し、12月16日から予約により提供を開始することになりました。会場には、試食品のほか「小ねぎキムチ」と「小ねぎざるそば」の見本展示、小ねぎを使ったラーメン2種のパネル展示を行いました。「小ねぎざるそば」も、農商工連携活動から誕生した新しいメニューです。
 これらの小ねぎ料理については、2月に発行予定の仙台小ねぎリーフレット(仙台小ねぎグルメマップ)に掲載し、仙台小ねぎを町内外へ広く紹介したいと考えています。
<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター
TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225

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