宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

りんご「サワールージュ」で和のスイーツをつくろう!

2015年02月20日 13時29分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 栗原地域のりんご生産は約17haで県内有数の産地となっていますが,近年,高齢化等で栽培面積が減少しており,産地再生の一助に県育成りんご品種「サワールージュ」を活用した新商品開発に取り組んでいます。サワールージュは酸味が強く,お菓子や加工に適したりんごです。今回は2月13日にJA栗っこ若柳支店で生産者や産直施設で農産加工に携わる女性15名を集め,サワールージュを使った大福や餅作りの講習会を開催しました。
 フードコーディネーターの八巻美恵子氏を講師に,すりつぶしたサワールージュのピューレを餡や生地に練り込んだ「りんご餅」や「りんご大福」作りに挑みました。参加者は,生地づくりや餡を包む作業のコツなど少しでも覚えようと一生懸命講師の手さばきに注目していました。
 試作後の試食では,「りんご大福は上品な味わいでおいしかった」「早速明日から試作してみる」などの感想が聞かれ,サワールージュの利用方法のアイデアを意見交換し合うなど,スイーツ作りへの夢が広がり,非常に有意義な講習会になりました。


意見交換会の様子

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-5795・6144

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より効果的な普及活動を目指して~第2回栗原地域普及活動検討会~

2015年02月20日 09時52分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成27年2月10日に,第2回栗原地域農業普及活動検討会を開催しました。委員には農業者,農業法人,関係団体有識者7名を委嘱し,農業普及指導活動の課題や活動方法などを幅広く検討していただいております。今回は,継続課題及び新規課題それぞれ2課題について検討しました。
まず,継続課題の「PDCAサイクルの定着によるいちご産地の発展」に対しては,「若手生産者の安定生産が課題であることから,栽培計画の策定や収穫時期・収量が目標に到達しなかった際の要因分析をしっかりお願いしたい」との助言がありました。また,「経営を開始した新規就農者等の経営安定化」においては,「簿記記帳や青色申告など経営指導も重視してほしい」との意見がありました。
さらに,新規課題の「地域農業を担う農事組合法人の経営安定化」では,設立間もない農事組合法人での経営計画に対し,「法人化は手段であり,しっかりと法人経営の実践に取り組んでほしい」との意見がありました。また,「土地利用型大規模経営体の育成による地域農業の活性化」では,ICT(情報通信技術)活用した,効率的な作業・管理の実践に期待が寄せられました。
今後,これらの意見を踏まえて具体的な計画に反映させるなど,より効果的な普及活動を推進していきます。

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144

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栗原地域経営トップセミナーを開催

2015年02月20日 09時49分17秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 2月12日に,志波姫の「エポカ21」で第3回栗原地域農業経営トップセミナーを開催しました。今回は「儲かる農業」をテーマに,一般社団法人全国農業青年経営会 事務局 大村裕氏による基調講演を行い,その後コーディネーターに中小企業診断士の本田茂氏,パネラーに大村氏と赤児生産組合千田組合長,有限会社耕佑伊藤取締役部長を迎え,パネルディスカッションを行いました。
 大村氏は,今後世界的に経済が高所得者層と低所得者層に二分化されることが予想され「これからの農業は低コストの大規模生産,もしくは高付加価値な商品やサービスを提供する必要があり,そのためには全国各地の農業者が分担して多品目の生産やリレー出荷を行うなど,グループ作りが重要になる。」と話されました。
 パネルディスカッションでは,主に「マーケティング」や「グループづくり(ネットワーク)」をキーワードにそれぞれの経験や考えが討議され,会場からも活発な意見交換がありました。
本セミナーを通して,農業経営者が新たな気づきと農業経営の発展への行動に繋がることに期待したいと思います。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144

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直売所の魅力アップを目指し,新メニュー開発に挑む!

2015年02月20日 09時47分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 1月28日(水),わかやなぎ農産物直売所「くりでん」で,野菜ソムリエ・フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生を講師に招き,「“餅バイキング”新メニュー開発研修会」を開催しました。
 「くりでん」が毎月第3土日に開いている“昼食バイキング”の魅力アップを目指し,餅の新メニューを開発するもので,餅工房から5名,総菜工房から3名が参加しました。
 カワシマ先生からは,餅6種類,箸休めの総菜2種類のメニューを提案していただきました。試作する中で調理上の疑問やアイディアが見つかり,先生と参加者とで活発な意見交換が行われ,新たな工夫が加えられました。
 調理後の試食では,参加者全員が「非常においしい!」という評価で,きのこの餡かけやれんこんを使ったものなど,栗原らしさが出ていてすぐに商品化できそうなものもあり,「メニューの幅が広がってよかった。」といった前向きなコメントがありました。
 先生からは,「県内で餅がここまで豊富に食べられる直売所は他になく,「くりでん」の強みである。」「季節に応じて地元の食材を活かす工夫が大切!」などとアドバイスをいただきました。
 新メニューお披露目の日が待ち遠しいです!


 協力して試作

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144

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4Hクラブ員が農業への想いや取り組みを発表!~亘理名取地区農村青少年クラブ連絡協議会実績発表会~

2015年02月19日 14時52分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 亘理名取地区農村青少年クラブ連絡協議会(4Hクラブ)の実績発表会が平成27年1月22日(木)に亘理農業改良普及センターにおいて開催されました。
 実績発表会では,クラブ員が自己の経営の課題解決に取り組むプロジェクト発表の部,農業や地元への想いを発表する農村青年の主張の部及びクラブ活動発表の部の3部門であわせて13名が発表する盛会なものとなりました。
 総じて審査員を唸らせるほどのレベルの高い発表となり,農業経営や地域農業の発展にかける熱い想いが感じられました。
 厳選な審査の結果,各部門から最優秀賞がそれぞれ選定され,平成27年2月7日に開催される宮城県農村教育青年会議に亘理地区代表として駒を進めることとなりました。
 普及センターでは今後も熱い想いを育て,自己の経営改善に取り組む4Hクラブの活動を支援していきます。

最優秀賞
プロジェクト発表の部:「いちご生産における生産工程管理の導入」 伊藤 裕志氏(山元町)
農村青年の主張の部 :「今年1年」 岩佐 大地氏(山元町)
クラブ活動発表の部 :「みんなの山元4Hクラブ」 山元町農村青少年クラブ連絡協議会


<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「やる気」と「自信」につながる『家族経営協定』~一日女性農業委員会(大崎市)~

2015年02月19日 11時44分19秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大崎市農業委員会では全国からも注目される取組として,農業委員会の役割や農地行政への理解と,女性の視点からみた農業振興方策への意見を聞く場として,年に2回「一日女性農業委員会」を開催しています。その中で農業経営方針や家族それぞれの役割・働き方について,家族みんなで話合いながら取り決める「家族経営協定」の講義を普及センターが行いました。
 講義の内容としては,家族経営協定とは何か,何のために結ぶのか,制度上のメリットや協定に盛り込む事項,結ぶことで得られる効果等について事例を使って説明しました。
 一日女性農業委員からは,書面にすることへの抵抗や,文字にしなくても家庭の中ではうまく回っていること,自分の立場から協定の話題を出すことは難しいという意見がありました。同席していた女性農業委員から「協定を結び部門分担や労働報酬を明確にすることは,確かに責任も大きくなるが,それ以上に働くことに『やる気』が起きて『自信』につながって更に頑張ることができる」という体験談が語られると,「後継者の結婚等の節目に協定を検討したい,経営主や家族にも協定がどのようなものか伝えてほしい」という前向きな発言が出されました。
 普及センターでは「家族経営協定」をとおして,引き続き農村女性の社会参画を推進してまいります。

 <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910

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平成26年度第2回仙南地域農業普及活動検討会を開催しました。

2015年02月19日 11時08分42秒 | その他
去る2月10日に平成26年度に取り組んだ普及課題についての報告と仙南地域における今後の普及事業のあり方について検討するために,生産者や消費者、関係機関の代表等外部の有識者4名が参加して第2回仙南地域農業普及活動検討会を開催しました。


今回は,今年度完了するプロジェクト課題の中から「農産物放射性物質対策及び直売所風評被害対策」「農業生産法人の設立及び運営強化」「鳥獣害低減に向けたモデル地域の育成」の3テーマについて実績の説明と,併せて平成27年度の普及指導計画(案)の概要を説明しました。


参加委員からは,「米の吸収抑制対策で塩化カリ散布をいつかはやめる日が来ると思うが,その見切りが難しい」「農業法人と農大・農業高校在校中の就農希望者との交流がもっとあればよいと思う」「法人化をJAの新設部署のTACと連携しながら支援して欲しい」「イノシシ対策で今年度実践したことが他集落に波及できればよいと思う」などの意見が出されました。
当普及センターでは、地域の現状を踏まえ今回出された意見や要望を参考に、今後も普及活動に取り組んでいきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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若手トマト生産者へ栽培講習会を開催しました。

2015年02月18日 17時48分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年7月から1月にかけて計6回にわたり,JAみやぎ仙南角田トマト部会の若手トマト生産者5名を対象にトマトの栽培講習会を開催してきました。講習会ではトマトの生態生理の基礎知識と栽培技術の修得を目指しました。

第1回では基礎的な栽培理論の説明を行い,現状の把握と目標を明確にイメージするために,チェックシートを使って各自の栽植密度や必要な1果房重を算出しました。その後,第2回では「播種から育苗までの栽培管理と地上部環境」,第3回では「根の働きと地下部環境」,第4回では「定植後の栽培管理と草勢の見かた」,第5回で各自のほ場の「土壌分析の結果の読み方と施肥設計」について説明し,討議しました。
全体を通して,参加者からは施設の日中の乾燥対策や,かいよう病などの病害対策についてなど,質問が多い非常に活発な栽培講習会となりました。

今後も普及センターでは組織のさらなる発展,知識及び技術向上のため支援していきます。




講習会風景


連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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地域農業を担う「農事組合法人ファーム七ヶ浜」が発足

2015年02月18日 15時02分32秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
 平成27年1月28日に農事組合法人ファーム七ヶ浜が構成員14名で発足し,七ヶ浜農業の中心的な担い手として今後の活躍が期待されています。
 前身である七ヶ浜生産組合は転作大豆の栽培を行っていましたが,東日本大震災により地域の農業生産基盤が大きく損なわれました。その後,関係機関の協力・支援を受けながら,大豆作の営農再開に加え,生産再開を断念した農家の水稲受託にも取り組み,以前から目標としていた法人化へ踏み切りました。
 法人登記に先立って1月15日に開催された設立総会では,佐藤組合長から「多数の支援をいただき震災を乗り越え法人設立に至った。今後は地域の担い手として地域の方々と力を合わせて活性化していきたい。」と力強くあいさつが述べられ,平成27年度は稲作や転作,施設園芸など約40haを経営していく計画が承認されました。
 普及センターでは,津波被災からの復旧水田における営農再開や法人化等を支援してきました。今後も組織運営や事業の多角化等,関係機関との連携を一層深めながら,ファーム七ヶ浜の活動を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296 E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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花を生ける楽しさを体験~小学生を対象とした花育教室~

2015年02月16日 18時26分51秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成27年1月29日に,涌谷町箟岳小学校の3年生及び4年生14名を対象に花育教室が開催されました。
 この花育教室は,子どもたちが花と緑に親しみ・育てる機会を持つことで,やさしさや美しさを感じる情操を養い,地域のつながりを深めることを目的に,宮城県花と緑普及促進協議会*が主催し,県内19カ所の小学校で実施しています。
 普及センターでは,子どもたちに地元産の花に興味を持ってもらえるよう,宮城県や涌谷町で生産されている花について産出額ランキングなどを交えて紹介しました。
 その後,日本フラワーデザイナー協会講師であり,地元の花屋さんの店長を務める浅野晃先生が,フラワーアレンジの体験指導を行いました。今回のアレンジでは,花材は全員同じですが,形は自由としました。
 子どもたちは,浅野先生のアドバイスを受けながら1時間ほどで作品をつくりあげました。浅野先生を始め,小学校の担当の先生や参観にいらした御家族のみなさんも驚くほど,それぞれが個性溢れるすばらしい作品が完成しました。
 これをきっかけに子どもたちやその御家族が花を楽しむ習慣となり,ひいては花き産業の振興となることが期待されます。普及センターでは,今後も,花に親しむ関心が高まるこのような取組を支援していきます。
* 「宮城県花と緑普及促進協議会」は,花の消費拡大を目的に,県,全農みやぎ,宮城県園芸協会,仙台市花き市場2社,宮城県花き商業協同組合で組織する団体です。


<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

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