宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大崎4Hクラブ定例会が開催されました。

2022年04月22日 16時34分00秒 | ②新たな担い手の確保・育成

   大崎4Hクラブの令和4年度初の定例会が,令和4年4月13日(水)に大崎合同庁舎で開催され,クラブ員7名が出席しました。
 定例会では,6月から行われる親子農業体験や視察研修の予定など,今年度上半期の活動予定が話し合われました。また,12月に行われる農村教育青年会議地区大会の発表等に向けて活動するメンバーが選出されました。今年も新型コロナウイルス感染症の感染対策に努めながら,資質向上と相互交流を図る活動を続けて行く予定です。
 普及センターでは,今後も4Hクラブの活動支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲乾田直播栽培勉強会を初めて開催しました

2022年04月22日 09時57分22秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 近年,管内では,稲作の省力・低コスト化技術である乾田直播栽培が年々増加しています。また,新型コロナウイルス感染拡大の影響による大幅な米価下落を受けて,さらに関心が高まっています。
 このため当普及センターでは,今年度から「水稲乾田直播栽培の技術定着による収量向上」をプロジェクト課題に位置付け,支援をしていくことにしました。その活動の一環として,栽培技術の定着や情報交換の機会をつくることを目的に,「第1回水稲乾田直播栽培勉強会」を開催しました。
 まず当普及センターから播種や雑草防除について説明した後,乾田直播栽培に長年取り組んでいる農事組合法人仙台中央アグリサービスの播種作業を見学しました。意見交換では,播種方法や播種時の種籾の予措,除草に関する悩みや疑問等について,活発に意見や質問が交わされ,有意義な時間となりました。
 この「水稲乾田直播栽培勉強会」は8月まで,毎月その時期に合わせたテーマで開催を予定しています。すでに乾田直播栽培に取り組んでいる方だけでなく,興味があるという方の参加もお待ちしています。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲優良品種決定調査の播種を行いました

2022年04月21日 11時15分53秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和4年4月13日に水稲優良品種決定調査現地試験の播種作業を行いました。今年は,中生の「東北235号」と「ひとめぼれ」,晩生の「東北238号」,「東北239号」,「つや姫」の計5系統を播種しました。近年は,地球温暖化に伴い,県内でも夏の高温による玄米品質の低下が度々問題となっています。玄米品質の低下を軽減するには,夏の登熟期間における高温を回避できる晩生品種の作付けが有効です。数年後には,この中から地球温暖化に適応した新しい品種が誕生するかもしれません。石巻普及センター管内では,播種盛期が4月9日となり,今年の水稲栽培が本格化しています。

      

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アスパラガス栽培管理勉強会(定植編)の開催

2022年04月21日 09時22分20秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和4年4月6日(水)に東松島市の株式会社パスカファーム立沼を会場に生産者等32人が参加し、パイオニアエコサイエンス株式会社の松永氏を講師に迎え、アスパラガス栽培管理勉強会(定植編)を開催しました。
 アスパラガスは多年生作物で定植後10年位収穫できますが、北海道や長野県等の産地では、病害虫等により作付面積が減少しています。そこで、明治大学とパイオニアエコサイエンスが1年養成株全収穫栽培法「アスパラガス採りっきり栽培Ⓡ」を平成28年に開発しました。
 石巻農業改良普及センターでは、令和2年からJAいしのまき等と連携し、地域農業の活性化のため、高収益作物として注目されるアスパラガスの導入・定着に取り組んでいます。
 今回はパスカファーム立沼が事前に施肥や黒マルチ掛けして準備した畑で、講師の松永氏から定植時のポイントについて説明を受けた後、参加者が専用定植器を使って植え穴を開け苗を定植する実習を行いました。苗は「大宝早生」と「ギガデル」の2品種で、昨年12月末にセルトレイ72穴に播種し、電熱温床線や育苗ハウスで約100日育苗したものです。
 松永氏は「窒素成分量15kg/10aの基肥とマルチ掛け、地温15℃前後の確保、専用定植器での深植え、活着促進のための潅水、6月頃の植え穴埋め戻し、除草や病害虫防除、追肥など適正管理による大株の養成が翌年の収穫量のカギとなる」と話されました。
 JAいしのまきからは、昨年定植した株が4月下旬から収穫が始まるため、標準出荷規格をもとに収穫、選別、結束、箱詰めなど直売所や石巻市場等への出荷方法の指導がありました。
 次回のアスパラガス勉強会は、梅雨入り前に支柱立て・病害虫対策を中心に開催する予定です。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班 TEL:0225-95-7612


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気仙沼大島ウェルカム・ターミナルの農産物直売所研修会を開催しました。

2022年04月20日 17時21分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和4年3月26日,宮城県気仙沼市大島地区にある「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」の農産物直売所を対象に研修会を開催しました。
 今回の研修会は,今年度3回目であり,全3回ともアサーティブ&シーエス代表の櫻井万里子氏を講師にお迎えし,開催しました。
 「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」には,旬の海産物や農産物が並ぶ販売スペースを中心に,湾を眺めながら寛げるテラス席や飲食店・鮮魚店など5店舗が集まる民間商業施設「野杜海(のどか)」があり,気仙沼湾を眺めながらお食事などを楽しむことができます。
 研修会では,直売所に農産物などを出荷する方が参加し,組織運営や店舗経営のノウハウを学んだり,大島地区の魅力を参加者みんなでピックアップしたり,気仙沼市の観光キャラクター『ホヤぼーや』の活用を検討したりと,盛りだくさんな内容でした。参加者は,大島の魅力をホワイトボードに収まり切れないくらい次々と書き出し,新たな気付きがたくさん得られた研修会となりました。

 気仙沼に立ち寄った際には,是非,「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」にお越しください。イベント等の情報は下記フェイスブック等でご確認ください。
   気仙沼大島ウェルカム・ターミナルFB:https://www.facebook.com/oshimawt/

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第51回日本農業賞優秀賞を受賞した(株)ぱるファーム大曲が東松島市長を表敬!

2022年04月20日 13時49分25秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 第51回日本農業賞優秀賞を受賞した(株)ぱるファーム大曲が,令和4年4月5日(火)に東松島市 渥美巖市長を表敬訪問しました。日本農業賞は,日本農業の確立をめざして,意欲的に経営や技術の改善に取り組み,地域社会の発展に貢献している農業者や,食や農の担い手として先進的な取り組みをしている集団組織を表彰しています。
 (株)ぱるファーム大曲は,「地域とともに」,「地域のために」を社訓に,東日本大震災で津波により水田が壊滅的な被害を受けた大曲地区で,4人の農業者が再起に向けて平成24年12月に法人を立ち上げました。現在100haを超える大規模経営に成長し,津波被害から復旧した水田で水稲・大豆・麦の輪作体系に取組み,また,50aの大型鉄骨ハウスでのミニトマト栽培をはじめ,ほうれんそう,にんにく栽培など複合化を積極的に展開し,周年栽培を実現しています。
 特に,社員を積極的に採用し,女性社員が大型農機のオペレーターとして活躍するなど若手育成が計画的になされている点が評価され,地域農業を先導する農業経営として,「集団組織の部」において,見事「優秀賞」を受賞しました。
 今後は,JA宮城中央会が主催で5月16日(月)に仙台にて県表彰式が行われる予定です。普及センターでは引き続き地域農業のモデルとして支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麦類現地検討会が開催されました。

2022年04月19日 13時08分25秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和4年4月5日に石巻市桃生地区にてJAいしのまき主催の麦類現地検討会が開催されました。7人の生産者が参加し,各法人のほ場を巡回し幼穂の長さを計測して,追肥時期や赤かび防除の時期を予測し,検討を行いました。稲は地力でつくり麦は肥料でつくる,と言われるように麦は稲に比べて多量の肥料が必要であり,その収量は施肥量に大きく影響されるため,追肥の量とタイミングは重要な情報になります。また麦類は湿害に遭いやすく,赤かび防除の観点からも排水対策は必要になるため,参加した生産者に注意を呼びかけました。生産者は熱心に麦の生育状態と今後の栽培についての確認をしていました。


同様に4/6河北地区と,4/7矢本地区にて麦類現地検討会が開催され,管内の麦の生育状況を確認しました。

 
 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

生産者との意見交換       麦の幼穂の観察


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農業士巡回を行いました

2022年04月18日 13時09分50秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 宮城県では技術と経営能力に優れた地域の指導的農業者の方々を指導農業士,青年農業士として任命し,普及センターと連携のもと,次代の農業を担っていただく若手農業者等の育成・指導や地域農業の振興に関する助言などの役割を担っていただいています。当大崎管内では現在指導8名,青年7名の計15名の方々に農業士をお願いし,農業大学校の学生の研修受け入れや各地域の中心的農業者として地域農業の活性化等幅広い御協力をいただいています。
 普及センターでは年度がかわり人事異動もあったことから,令和4年4月12日から14日にかけて管内の農業士の方々の巡回を行いました。
 農業士の方々からは,各地域の農業に関する動きや現在抱えている問題点などについてお話を伺い,現在の管内農業の現状等今後の普及活動を展開していく上で,大変有用な情報をいただくことができました。
 普及センターでは,今後も農業士の方々とともに若手農業者の育成や管内農業の発展のための活動を行っていきます。


   <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麦類の種子生産,順調に進んでいます。

2022年04月18日 10時52分14秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大崎普及センター管内では,大崎市古川の1組織がシラネコムギの「種子」=「たね」を生産しています。令和4年産の麦類種子は,昨年10月末に播種が行われ,長期の根雪や鳥による葉の食害があったものの順調に生育が進んでいます。普及センターでは,優良種子の生産に向けた技術指導と種子審査を行っています。
 令和4年4月14日には,公益社団法人みやぎ農業振興公社主催の「麦類特定種子生産ほ巡回(第1回)」が開催されました。巡回には生産者やJA,古川農業試験場などが出席し,優良種子の生産に向けて耕種概要や生育状況,今後の栽培管理技術などの確認を行いました。普及センターからは,全4回実施した生育調査の結果や今後の生育ステージの予測を説明し,適期の赤かび病防除や追肥を行うように呼びかけました。
 普及センターでは優良な麦類種子が生産できるよう引き続き支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA仙台管内で,加工用ばれいしょの植付けが初めて行われました

2022年04月15日 09時26分09秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 県では,園芸振興を進めるため,水稲から露地園芸への転換誘導と定着に向けた取組に力を入れています。特に,ばれいしょは水田転作の主要品目として麦,大豆との輪作体系で推進しています。

 JA仙台では今年度からカルビーポテト株式会社とばれいしょの契約栽培により,農事組合法人福鶴ファームと四ツ谷作業組合が,初めてばれいしょの栽培に取り組んでいます。福鶴ファームは約1ha,四ツ谷作業組合は約2haのほ場で栽培を行い,合わせて約90tの収量を目指しています。

 令和4年4月11日から12日にかけて,福鶴ファームが仙台市若林区の水田ほ場において,ばれいしょの植付け作業を行いました。植付け作業には,カルビーポテトから借り受けた全自動ポテトカッティングプランターを使用しました。初めての作業でしたが天気にも恵まれ,カルビーポテトの担当者による指導のもと,順調に植付けが行われました。今回,植付けられたばれいしょは,7月下旬~8月上旬に収穫を迎える予定です。

カッティングプランターによる植付け作業


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする