令和4年4月4日に山元町で「ミガキイチゴ」を生産する株式会社GRAで,「2022年度GRAイチゴ営農研修(GRAイチゴアカデミー)入学式」が開催されました。
今年度の研修生は県外出身の2名で,研修終了後は山元町内での独立自営就農を目指しています。
入学式では,代表取締役の岩佐大輝氏より,イチゴ産地の復興にかける思いと研修生に対する熱い期待が伝えられた。また,来賓として出席した山元町長からは,イチゴ栽培の第一歩を踏み出す研修生に力強いエールが送られました。
ふたりの研修生からは,自己紹介とイチゴ生産での就農を目指す決意表明がありました。
平成28年から始まった同社の研修事業は,今年7期目となり,研修を終了した8名(7経営体)が山元町内で就農し,MIGAKIファーマーとしてイチゴの栽培を行っています。
普及センターでは,法人や町と連携しながら,円滑な就農と経営安定に向けた支援をしてまいります。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143
登米地域では,昨年,加工用ばれいしょを栽培する生産者で「登米ぽてと組合」が設立され,組織的な取り組みが行われています。今年の加工用ばれいしょ作付け予定面積は約20haとなっており,3月末より順調に播種が進められています。
また,圃場整備後を見据え,高収益作物の候補として加工用ばれいしょの試験栽培を行う地域の動きも出てきています。
普及センターでは,令和4年度から令和5年度にかけて,加工用ばれいしょの生産者を対象に,栽培技術向上を支援するプロジェクト課題に取り組んでいきます。安定した収量・品質の確保に向けて,課題となりやすい排水対策や雑草防除などが適切に実施できるよう,支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522
令和4年4月8日に「JA古川転作えだまめ栽培講習会」が開催され,高品質・安定生産に向けた栽培管理技術や病害虫防除,除草剤の効果的な使用方法などを確認しました。
普及センターからはえだまめで発生する病害虫について,当地域で発生の多い害虫や今後注意が必要な病害の症状や発生条件及び防除方法を説明しました。病害虫防除を徹底することで,高品質なえだまめ生産が期待されます。また,えだまめ作付前やえだまめ後作物の作付前に土壌分析を実施し,適切な施肥管理を行うよう呼びかけました。
JA古川ではえだまめ生産が始まって7年目を迎えます。普及センターでは古川地域がえだまめ産地として発展できるよう引き続き支援を行っていきます。