2020/01/12・17
冬になって防虫ネットをはずして「寒じめ」しているホウレンソウです。
*寒じめの効果
「寒じめ」は、収穫間近になった菜っ葉をわざと寒さに当てる栽培方法です。
「寒じめ」することによって、
葉は凍りつかないように水分を少なくし、糖分をため込むことから甘みが増し、
うまみ成分であるアミノ酸含有量やビタミンCも上昇します。
これらの効果は、「寒じめ」する日数が長くなるほど高まります。
*寒じめホウレンソウの特徴
ホウレンソウは、冬採りは夏採りに比べビタミンCが3倍多くなるほど栄養価が増します。
また、えぐ味の原因となるシュウ酸の含有量は、地温低下により代謝が少なくなることから減少します。
葉はぶ厚く濃い緑色をしており、一見すると固そうに見えますが、食感は肉厚でやわらかです。
そんなホウレンソウ、美味しくいただくには
含まれるビタミンCが水に溶けやすく熱によっても壊れやすいため、
短時間でゆでたり炒めたりすることが大切です。
また、
鉄分をより効率よく吸収するためには、少量の動物性タンパク質が必要で、
炒めたベーコンと合わせる「ほうれん草サラダ」などはまさに「理」にかなった食べ方だそうです。
「寒じめ」で美味しくなる野菜はほうれん草の他、
コマツナ、チヂミナなど、耐寒性の強い葉物です。
ということで、チンゲン菜も収穫しました。
このチンゲン菜、
ダイコンハムシの猛攻撃にあったチンゲン菜です。
間引きもせずにほったらかしにしていましたが、
今頃になって、攻撃が収まったのか、
虫食いのひどい外葉を剥ぐと、
結構グラマーなチンゲン菜が収穫出来ました。
ちょっとうれしい。
寒じめ効果で美味しくもなっているといいな。