東海岸旅行の最後はの日は日曜日。甥夫妻も5年の駐在の間に、そこら中旅行してあるが、灯台下暗しでご近所のゲティスバーグは行ったことが無いと言うので、一緒に観光して回ることにした。
その前に甥のパートナーが学位を目指して勉強しているジョンズ・ホプキンス大学へ。医療関係者なら誰でも知っている、世界最先端のジョンス・ホプキンス大学病院。
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その横に公衆衛生大学院がある。
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バルチモアのダウンタウンにあるので、キャンパスは狭いが校舎や設備はブルームバーグ氏の寄付により、最新鋭の設備になっている。
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続いて、郊外にあるジョンズ・ホプキンス大学のキャンパスへ。ここは医療関係以外の学部のキャンパス。
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市内の公衆衛生大学院と比べると、広いこと、広いこと。
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中心になる塔(キューポラ)がそこかしこにある。
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卒業式も終わり、日曜日ということもあり、この広いキャンパスにひと気が無い。
続いて1時間半ほどドライブして、南北戦争の雌雄を決した激戦地、ゲティスバーグへ。
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まず博物館で、奴隷解放、南北戦争の歴史を振り返り、それから、ゲティスバーグの戦闘とその後の歴史を見ていく。単発銃だった独立戦争の時より武器が進化し、連発銃になっている。
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戦闘の推移を北軍陣地から眺めた360度パノラマが圧巻。南軍は北軍をほぼ(300度くらい)包囲し、しかも、戦闘初期には優勢だったのに、セメタリーヒルに立てこもる北軍を攻めきれず、敗退している。戦力の分散と集中の違い、補給線の確保の差が現れたのか?
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この戦闘の数ヶ月後、この地に設けられた国立戦没者墓地で、リンカーンがかの有名な、「人民の、人民による、人民のための政府は、決して滅びることが無い」演説を行った。演説はたったこれだけの短い演説だったらしい。
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博物館だけでは持った得ないので、戦跡と墓地を見学しましょう。
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国立戦没者墓地にて。州ごとにまとめられた墓地。墓名の刻まれたものもあるが、私の目についたのは、Unknown。
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リンカーンさんは、
The brave men, living and dead, ---- The world will little note, nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here.
と言っているが、無名戦士は忘れ去られ、リンカーンの演説だけが、世に残っている。
these dead shall not have died in vain - that this nation, under God, shall have a new birth of freedom - and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.
この演説の素晴らしさ、その影響力の強さを否定するものではない。私も初めてこれを読んだ若い頃はこれこそ民主主義の持つ強さを現している句だと思ったものだ。だがしかし、年を取ってから無名戦士の墓を見ると、個人の意志や使命感はともあれ、彼等は have died in vain に思えてしまうのであった。
と、色んな感慨が頭を巡る中、ワシントンに向け帰宅。夕食後、ダレス空港近くのベストウェスタンに送りと届けてもらって、米国最後の観光は終わり。
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