一年前の7/25に塩尻にUターンしてきた。この日は芥川龍之介の命日、河童忌である。
我家の庭を題材とした、芥川龍之介の短編、「庭」(青空文庫のリンクはここ)の地に、河童忌に引っ越してきたのも、何かの因縁だなと思っていた。この短編は庭の荒廃と一家消滅を描いた、隠滅な小説であるので、私としてはあまりこの作品に掛かづらおうとは思っていなかった。しかも、7年前、庭の杉の木を切っていて、数m転落、九死に一生を得た私なので、この庭は、大事にしなければいけないと思う一方、何か厄払いも必要ではないかと思っていたのである。
先月来、地元の歴史愛好家からの紹介で、SBCの「武田徹のつれづれ散歩道」関係者から取材を受け、3週間ほど前から、井上井月関連で「庭」が番組で紹介された。そうする内に、今度は地元紙の市民タイムスから3時間位の取材を受けた。
今日、河童忌を前に、下記の記事が塩尻版の一面に掲載された。
まあ、「庭」に取りつかれることもなく、適度の距離を置きながら、折角だから「芥庭」(Acty)とでも名付け、少しずつ、できる範囲で、庭の手入れもしていこうと思う今日この頃。