そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

心の「居場所」 その1

2020年05月17日 | どんぐり屋のつぶやき
5月3日の新聞にこんな記事が載っていました。

>隣の席 彼に居場所があれば 「西鉄バスジャック事件20年」

20年前のこの事件を覚えておられる方は多くはないでしょうし、ご存じない方も少なくないと想います。

この日、九州の西鉄の高速バスで、当時17歳だった少年によるバスジャック事件が起き、牛刀で少年から切りつけられた乗客の、3名の方が死傷という大変な事がありました。

その時に、少年とは通路を挟んで隣の席に座っていて、一緒に居た友人が亡くなり、ご自分は10箇所以上も切りつけられて重症を負った一人の女性がいます。

直後は、自分の運命を呪いましたが、事件の前に不登校から高校中退、家庭内暴力が悪化して療養所に入院していた少年の生い立ちが、いじめが原因で不登校になった長女の姿と重なって、彼にも居場所があればこんな事件は起きなかったかも・・・と考えるようになられたそうです。

この女性の顔には、左頬から口にかけて大きな傷跡が残って冬になると痛むそうですが、手術を受けるお気持ちは無いとか。
「これが私。事件がなければ今の私はいないから」と。   (続く)

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2 コメント

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Unknown (あおぞら)
2020-05-18 11:33:12
忘れたくても忘れられないあの日です。
起こった場所は自分もよく利用する高速道路上。
またあの日は主人と二人でお祓いに出向いていた先のテレビで中継を見ていました。
とんでもない事が起こっている、と画面を凝視していました。
翌朝、自宅のテレビを目が覚めてすぐにつけ、事の次第を見守っておりました。
なんとも言えない気分になったのは言うまでもありません。
あの女性のことも、ご自身がそんな目に遭わされてもそこまで思えるものなのか、まさに罪を憎んで人を憎まずのご心境なのだろうかと、拝見するこちら側が複雑な気持ちになったのも、これも同様です。
自分の心の片隅には未だにある記憶、その後の彼のご両親の事等も含めて忘れ得ぬ出来事となっております。
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森のどんぐり屋より (あおぞらさんへ)
2020-05-18 16:40:20
そうでしたか・・・私もはっきりと記憶しています。
私の気持ちは、「その2」で書きますので、しばらくお待ちくださいませ。
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