モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

オイルサーディンを作るべし

2006-03-15 | 男の料理・グルメ
アンチョビーの仕込みが済んだので、次とくればオイルサーディンですね。こっちの方が簡単です。店に並んでいた4パックを全て買ってきました。400円約800グラムです。64匹ありました。ちなみにサーディンとは、地中海のサルデーニャ島からきています。たくさんイワシが捕れるのでしょう。サルデーニャ島といえば、ボッタルガ(からすみ)ですね。ボッタルガのパスタは最高。

前回は5パックでした。「ここのところシコイワシをごっそり買っていく客がいる。猫のエサにでもするのかニャア」と店の人は言っているかもしれません。シコイワシ、ヒコイワシ、背黒イワシなどの名称で売られているカタクチイワシを使います。

塩水に漬けたりする方法もあるのですが、一番簡単な方法を書きます。
頭とワタを取って洗い、軽く塩をまぶします。写真のようにフライパンにきれいに並べます。二段重ねになっても構いません。塩水に漬ける場合は、5~10パーセントの塩水に1時間ぐらい。
フレッシュローズマリー2本(ローリエ2枚でもOK)、タカノツメ3本、粒の白コショウ少々、つぶしたニンニク4片をのせます。オリーブ油とサラダ油を1:1でかぶるくらいまで入れて20分ねかせます。

最初は中火で、泡立ってきたら弱火にして、両側を開けてアルミホイルをかぶせ、小さく泡立つ状態で40分位加熱します。骨まで食べられる状態になったらできあがりです。上品に作りたい人は中骨を取ってください。レモンスライスをのせると爽やかに、辛いのが好みならばカイエンペッパーをふるといいです。煮る前に白ワインやブランデーでマリネすると風味がよくなります。中骨を取った場合は、15分ぐらい極弱火で煮ればできあがりです。

中骨があるときは弱火、中骨を取ったら極弱火がポイント。オリーブ油で煮るのです。揚げてはいけません。

そのまま冷ましてタッパーか瓶詰めに。温めてレモンをしぼれば、ビールのいいつまみになります。スクランブルエッグに入れてサンドウィッチに、カキ菜や菜花と一緒にパスタにすれば、ほろ苦い春のパスタができます。お試しあれ。
コメント (2)
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