モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

偉大なイワシハンバーグ

2006-03-27 | 男の料理・グルメ
講座で母親が遅くなるので、男三人で夕飯を作ることになりました。まあ普通ならマグロの刺身でも買ってきてというところかもしれませんが、そこはわが家、巨大イワシハンバーグを作ろうということになりました。ちょうど新鮮なヒコイワシ(カタクチイワシ)が出まわる季節ですからね。

散歩ついでに店に寄ると無い。季節だというのに次の店に行っても無い。こりゃあメニュー変更かと三軒目に行ったらありました。2パック。全部買い占めて帰宅。ついでに「よいこのびいる」なる子供用のビール?も買いました。

ヒコイワシのハンバーグ(薩摩揚げ)は、頭も内臓も丸ごと使います。ですから目が澄んだとびきり新鮮なものをえらびます。次男がフープロで時間をかけてペーストにしてくれました。酒をちょっと入れるといいです。指でつまんで骨が細かな粒になっていればOKです。見てくれはヘドロの様ですが、これが極上の一品になるんです。

いつもはヒジキを入れるのですが、いいものが無かったので、代わりに生の岩のりを入れました。まあそのへんは臨機応変に。ゴボウとニンジンは、笹がきにしてからみじん切りして少な目の油で炒めておきます。長ネギもみじん切り、干し椎茸はもどして汁毎入れます。木綿豆腐は重しをして水気を切っておきます。

ボウルに全部入れて、長芋を摺りおろします。摺りゴマをたっぷり入れて、卵を入れて、味噌を入れて、ショウガをたっぷり摺りおろします。これをよく混ぜます。フライパンに5ミリぐらい油を入れ両面をこんがり揚げ焼きします。

増量には麩を入れてもいいし、ゆでた青大豆やおろしたレンコン、両面を海苔で挟んでも美味しい。冷めても旨いです。酒のつまみにも最適。味噌でなくブイヨンキューブで味付けして、チーズを入れてオリーブ油で焼けば洋風にもなるという優れもの。

カルシウムがたっぷりとれるので子供や老人にも最適です。頭から尻尾まで全部入っているから完全食です。青魚はちょっとなんていう子供もガンガン食べます。ぜひお試しください。

男の料理 MORI MORI RECIPE「ヒコイワシの薩摩揚げ」のレシピを参考にしてくだください。

写真、左上は芥子菜のサムジャン炒め。右上はあらかじめ母親が作って置いてくれたおからの煮ものです。
コメント (2)
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