モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

【東京の里山】高尾山 Mt.Takao(Takaosan) in Tokyoアップ

2011-03-24 | アウトドア・ネイチャーフォト
 都民なら知らない人はいないでしょうし、多摩っこなら必ず遠足で登る山です。年間250万人が登るという日本で最もハイカーの多い山ですが、ほとんどの人は高雄山口からケーブルカーかリフトで。少し慣れてくると麓からのコースを登る様になります。しかし、やはりハイカーが多くて人ごみを登るような感じになってしまうのはやむを得ません。

 もっと静かな山行をしたいという人におすすめしたいのが、相模湖から小仏城山に登って、一丁平経由で高尾山に登るコースです。普通と逆のコースなので、わりと静かな山歩きが楽しめます。そして、その季節が12月か1月上旬ならシソ科のシモバシラに咲く(吹き出す?)氷の花が見られます。また、春は色々な種類のスミレを堪能することができます。この美しい氷の花は、主にシソ科のシモバシラが地中から水分を吸い上げ、枯れた茎からしみ出して夜間の寒さで凍ったものです。地面が完全に凍結するとできません。同じ形が二つと無いのが魅力です。当然陽が差して気温が上がると溶けて無くなってしまいます。自然の作り出す、儚くも美しい氷の芸術です。気温が上がると溶けてなくなるので、午前中が見頃です。他にはカメバヒキオコシ、セキヤノアキチョウジ、オカトラノオ、ハグマ類などにもできるそうです。気温が低い日を選んで登るのが、出会える秘訣です。高尾山山頂西のもみじ台と一丁平の間の登山道の北斜面を探してみてください。かなり小さいので、よく探さないと見えてきません。
 慣れてきたら明王峠や陣場山からの縦走をおすすめします。北高尾山稜南高高尾山稜を使ってループするコースは、マニア向けです。【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】の2006年以前をご覧ください。

◉スライドショーは、ハイビジョンで制作しています。


そのフォトルポはこちらをご覧ください。スライドショーより多くの写真があり、コースの様子やルートの詳細が分かります。2006年のルポなので、現在とは状況が異なる所もあると思います。
■今回のコース
相模湖駅--相模ダム--弁天橋--城山登山口--城山(670.3m)--一丁平--もみじ台--高尾山(599.0m)大見晴台--高尾山薬王院--女坂--かすみ台・十一丁目茶屋(昼食)--琵琶滝--清滝駅--高尾駅
●トイレ:相模湖駅、城山登山口、一丁平、高尾山薬王院、高尾山駅、清滝駅、高尾駅
■全行程:約6時間・休憩・撮影を含む 気温:0-5度 標高差:約520m 総距離:約13km


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★信州や東京近郊の里山トレッキングルポは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】をご覧ください。最新作の鏡台山では、春を待つ冬芽や北アルプスの大パノラマを掲載しています。首都圏からもたくさんの人が訪れる信州の里山トレッキング。
コメント (3)
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