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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

初冠雪の北アルプス。やっとハナイグチ。ハタケシメジ、カラカサタケ、シロシメジ、毒のツチスギタケ(妻女山里山通信)

2024-11-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
 11月7日、やっと北アルプス白馬三山に初冠雪がありました。8日朝は1度。初霜が降りました。標高500mぐらいの里山は、まだまだ緑でカラマツも黄葉の兆しがありません。猛暑の後は異常な暖秋。

 やっと見つけたハナイグチ(時候坊)。例年なら10月のキノコです。虫が入っていなく綺麗でした。

 ハナイグチはこれぐらいが一番食べ頃。ナメコよりぬめりが強く、旨味だけでなく甘味があります。煮込みうどんには最適。

 ハタケシメジ。これも10月のキノコ。たくさんありましたが、ほとんどが老菌なのと雨が多すぎてもろいので採りませんでした。これも美味しいキノコです。

 カラカサタケ。食菌ですが、これは初秋のキノコです。もう滅茶苦茶です。ベーコンなどを巻いてパン粉でフライなどがお勧め。

 シロシメジが大量に出ていました。シロシメジと検索すると本当に色々なシロシメジが出てきます。どうも一種類ではなく色々近似種があるようです。当地でも傘の真ん中が灰褐色のものはシロノハイイロシメジで、見分けが難しいのですが、臭いので分かります。

 シロシメジは横から見るとホンシメジそっくりです。大きなものは傘の直径が20センチ近くにもなります。食菌です。

 ツチスギタケ。似たキノコがあり、木から生えているとヌメリスギタケモドキで食菌ですが、この様に土から生えているものは毒キノコです。生えている場所を確認しないと危険です。

 上信越自動車道と松代サービスエリア。特産の長芋でとろろ蕎麦がお勧め。長芋も販売しています。サンフジなどのリンゴも。国道403号からも入れます。川中島合戦の季節なので、その史跡目当ての観光客も増えています。新蕎麦も忘れてはいけません。

 堂平大塚古墳の楓が全く紅葉していません。驚きです。

 カラマツも全く黄葉していません。今週末は冷え込みますが、来週はまた暖かくなるとか。9日(土)には妻女山山系も使って「信州松代ラウンドトレイル大会」が開催される様ですが、走ると汗ばむかも知れませんん。

 川中島合戦の上杉軍の本陣、陣場平。冬が早い年だと初雪もあったのですが。まだノコンギクやユウガギクが咲いています。貝母は球根が地中で3月に芽吹くのを待っています。日本で唯一無二の群生地。満開の様子は4月のアーカイブを。

 2年前に植え付けた原木椎茸なんですが、出ません。猛暑の影響だと思われます。

 やっと白馬三山が初冠雪。昨年は10月17日に確認しました。3週間も遅い初冠雪です。

 飯縄山も朝は白かったのですが、昼には消えてしまいました。例年ならムラサキシメジやムキタケ、ヒラタケのシーズンなんですが、この分だと発生せずに終わってしまうかも知れません。

 翌朝は0.7度。朝は濃霧で晴れたのは11時。温泉へ行く前に堂平大塚古墳へ。奥のモミジが色付いていました。

 トレランの大会があるので準備をしていました。その前にシロシメジを採りました。石突きは切ってきれいな上だけ持ち帰ります。虫が入っているので軸の切り口に塩を振ってぬるま湯に浸けます。これで虫が出てきます。最初に茹でてしまうと中で死んでしまい取り出せなくなるので。シロシメジは苦味があるので茹でこぼします。その後水にさらしてザルに上げて、使う分以外は冷凍保存します。
 天ぷらや煮物もいいのですが、中華炒めやクリームシチューに入れても美味です。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■大河アマゾン・哀愁のサンタレン [Santarem] 絶品ピラルクーのフライ。開高健や向田邦子も絶賛したトゥクナレのスープ。私のために牛一頭をつぶす。熱帯雨林破壊の現場 アップ。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

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