
今日のジャケ画は、The Who 「Tommy」
一人のトラウマを抱えた青年をテーマにした
コンセプト・アルバムです。
ピート・タウンゼントが全面的に構想し、
ロックオペラと云えども音はシンプルでロックテイストな音。
オペラの手法を借りたロック的な音による
ストーリー仕立ての1枚といった感じですかね。
ストーリーはというと、
幼き少年が自分の父親が殺人を犯す現場を見てしまい、
心に深い傷を負ってしまったことからトラウマとなり、
急に目が見えなくなり、耳も聞こえなくなり、
話すこともできなくなってしまったというトミーの波乱万丈の物語。
この中の曲では「ピンボールの魔術師」が特に好きです♪
メロディはキャッチー、音はハード、とてもカッコイイですね。
「Cousin Kevin」もメロディ的にはすごく好きなんですよね。
コーラスも全面的に入っていてとてもキレイなコーラスです。
しかもちょっぴりサイケ♪
しかし、これはイジメっ子のいとこ「ケヴィン」に
いじめられる曲なのでちょっと胸が痛くなります。
(映画ではイジメっ子はキース・ムーンが演じてますw)
「Go to the Mirror」もすごく好きですね。
曲の始まりはロックテイストな曲ですが
途中にトミーの心の叫びに乗せた
悲しげなメロディが心にグッときます。
「僕を見て、僕を感じて」とトミーが親に向けて
心の叫びを歌うのですが、とても胸が痛くなりますね。
-----------------------------------------------------
このアルバムを元に、75年には映画化し、
ロジャー・ダルトリーがトミー役、
メンバー3人もモチロン出演、
エルトン・ジョンやティナ・ターナーも出演し、
豪華なロックオペラ映画となりました。
この映画の中で個人的に好きなシーンは
「ピンボールの魔術師」が使われているシーンですね。
エルトン・ジョンがビンボールのチャンピオン役を熱演!
足ながオジサンの絵のような
すごく長い足になる超ロングブーツを履いて登場!
身長はおそらく3メートル近くあるんじゃあないでしょうか?( ̄m ̄*)
そしてピンボールについてるミニピアノを
チャカチャカ弾いて歌い、お客を盛り立てます♪
そしてメンバーも演奏シーンで登場し、とても豪華なシーンですね。
映画以外ではブロードウェイでもミュージカル化され大ヒットしましたね。
そして、今年2006年の3月、トミーのミュージカルが遂に日本に初上陸!
ワタシも見たかったです…(T∀T)ノ