我々がかって現役で働いていた時は、負けた欧米を負い越せ負いぬけと身を粉にして働き、やがて念願の先進国に仲間入りし、そしてさらにアメリカに次ぐ経済大国となり煽てられ国連負担金も二番目に多く収め、ODAの援助と閣僚が行った先で世界の発展途上国といわれる国へねだられたかどうか知らないけれど金をばら撒いたが、敗戦国は常任理事国にもなれなかった。
1980年代になると働き過ぎだとのこと週休二日制を導入、バブル期となりと一億総中産階級化などと言われ一億総浮かれとなり、さらに90年代にはバブル崩壊と金融引き締めによる金利引き上げ、さらに金利引き下げゼロ金利政策と続き、「定年退職したら年金で何とか生活し、退職金とコツコツ貯めた預金の利息で年一回ぐらい家内を連れて国内旅行でもするか」と貯めた金も年に何千円かの利息では旅行にも行けず、なれない金融商品に手を出し損をする様ではどうしようもない。
この國可笑しいんじゃない、政府も日銀も議員・官僚も含めどこを向いて仕事しているのだろう、暫定が三十数年、ゼロ金利が十年と。
ちょうどこの時来日中の中国の胡総書記の「対中円借款が中国の近代化に積極的な役割を果たした、一連の対中支援は永遠に銘記される」と早稲田大学の講演で話されたことは我々にも大きな救いである。
朝日新聞記事 早稲田大で女子学生から花束を贈られる胡総書記、偶然か隣に小泉元がいた。