ここのところ秋の気配が濃厚になり書くよりは読む方に重点が移ってしまっているようだ、またまた最近はむかし買い入れた講談社の司馬遼太郎さんの「箱根の坂」なる小説を読み返し始めている。
やはり人間覚束なくても自分のルーツを知りたいのが人情というものか、上中と二巻まで読み終わるところ、後の早雲今のところ伊勢新九郎早雲からさらに宗瑞となったところである。室町幕府に使え、将軍の弟足利義視の奏上番をしてたが、収入がなく鞍作りをして生活していたようだ、折しも応仁の乱の最中というか乱の末期というかで都で働いても官位だけでは収入にならないおかしな時代だったようだ。
ここに小田原合戦の時に北条五代のうち三代の氏政、宿老の氏照、同じく宿老の松田憲秀、大道寺政繁が切腹して開城という事になっているが、時に松井田城主だあった大道寺政繁も小田原へ帰りここで果てているのである。
未完