大好きな梨幸水が終わってしまうのでは、と心配しながら高崎市里見町の新興園へ向かう、着いてみるとあるある未だ終わっていなかった。この榛名山麓の梨の味は里のものと違い、一味二味違うようだ、よく御袋と秋彼岸の帰りにバスの中で、「里見の梨は美味いよ」と言っていたが、そのせいで?美味いのか。
配り物用を買い込み送付用を送り状で依頼し、同じ榛名山麓の高崎市保渡田町県立土屋文明記念文学館へ向かう、なる程初めてだが立派なものだ、今ここで桐生市出身の大日本雄弁会講談社創立者で社長野間清治氏の企画展を開いている。
戦前小学校三~四年の頃か、講談社の絵本や幼年倶楽部、もう少し大きくなって少年倶楽部などみんなお値段は五十銭で、なかなか買って貰えるお値段ではなかった、そんな事で境町の中町だったか諏訪町だったかにあった古本屋お茶籐さんでいろいろして綴じ直した偽少年倶楽部を買って読んだものだった。 初めの最後買ったもらったのは講談社の絵本「紀元二千六百年」だった、確か表紙は弓の先に金鵄が止まった神武天皇だっっと思う、嬉しくって何度読み返したことか、大通りの大店の同級生の家へ行くと何十冊も本棚へ並んでいるので羨ましいことこの上ない程だった。