今日は夜半から降り始めた雨が降る続いている、現在室温二六℃湿度六五%秋の気温だが湿気はある、どうも秋らしくない。
昨年一昨年とここ何年か続いた、秋彼岸頃はまだ暑くそれが十月もそんな日が暫らく続き、秋風がふぃたと思ったら十一月にはもう寒い日と、秋が極端に短かった。
今年は六月は早くも暑い日が在り七月中旬に梅雨明け、以来アッチチーと三五度を超え三七-八度になる日が続いた、其れがお盆も時々雨二十日ごろから気温が下がり曇り雨の日が交互に来た、最初は台風一五号の、次は一六号との協同作業で持ってきた気象の様だった。
だがやはりかっての様な秋ではないような気がする、気温が下がっても湿度は下がらない、サラッとした乾いた秋風が今だ吹かない、可笑しな秋が続いている。
朝刊の天声人語も今朝は秋の速さの話、それで思い出すのが六十七-八年前新制高校生の頃、洋画と言って当時盛んに観たアメリカ映画かフランス映画だったか、海水浴場の海岸の砂浜を秋風が、砂浜の砂を撒いて吹き抜けてゆき、大きな波がが打ち寄せる浜に人のいない監視台が一つポツンと風に当たっているというラストシーンを想いださせる。 なんという題名だったか思い出せない、多分ひと夏の恋と別れのストーリーが在ったのだろうが、・・・
この乾いた秋風が動物である人間に哀愁を思い出させる作用がある、「これから暫らくするとあの寒い冬が来て氷と雪の日が続くよ」と云ってるように。 乾いてないとそれが無い。
今はまだ降り続いている。