名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

秋の高層湿原で植物観察  -2019 池の平湿原-

2019-09-23 13:03:14 | 自然観察_リンドウ

 9月15日16日と、敬老の日連休に相棒の希望に合わせて、長野県東御市(トウミシ)の 湯ノ丸高原へ出かけた。目的はリンドウの観察・調査である。  嘗て、2度通ったことがある、地蔵峠を超える道だ。峠周辺に湯ノ丸高原スキー場が できて道も整備され通りやすくなった信越道から群馬県・長野原方面へぬける道の峠 周辺である。  この峠を越え群馬県側に下っていくと左手前方に四阿山(アズマヤサン)がデーンと鎮座し、 素晴らしい眺めを提供してくれる。今回は地蔵峠周辺を散策した。15日の昼頃に湯ノ丸 高原に到着して、林道を高峰高原へと進み、途中にある池の平湿原を訪ねた。  この湿原は三方ヶ峰火山が数万年前に爆発して、その噴火口が現在に至って湿原に なったという。その面積は直径1Kmというから、約90万mm(ヘーベ)となる。花の種類も多く 尾瀬にも匹敵する素晴らしい湿原とガイドブックには書いある。  初秋の湿原は花のピークは過ぎているが、まだ、いろいろな花が咲いていた。秋の花 リンドウは沢山咲いていた。 (テーマ: オヤマリンドウとエゾリンドウは区別できるか?) <参考データ> 三方ヶ峰は標高2040m、池の平湿原は約2000mの標高である。

 次に、エゾリンドウの写真を掲載します。中にオヤマリンドウが混じっているかもしれま せんが撮影した写真を掲載します。外観だけでは判別がなかなか困難です。

エゾリンドウ解説

エゾリンドウ(蝦夷竜胆、Gentiana triflora var. japonica)は日本原産で、北海道から本州 近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生える。ホソバエゾリンドウの変種。 特徴としては、茎の高さ30~100cm。葉は茎に対生し、形は披針形で縁はざらつかない。 花期は9~10月にかけて。花は茎の先端と葉腋につき、栄養状態がよければ数段につく。 花冠の長さは4~5cm、日が差すと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を咲かせる。 <インターネット記事から転記させていただきました>

以上です。