名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

コッツウォルズ散策

2017-06-25 22:26:43 | 海外・庭園鑑賞

 コッツウォルズはロンドンの西約200kmに広がる標高300m位の丘陵地帯にある。
コッツウォルズは「羊の丘」という意味だ。コッツウォルズの歴史は古く、
13~14世紀には羊毛の交易で栄えていたようである。コッツウォルズは北部、
中部、南部の3つの地域で構成され、160Kmにわたる緑の牧草地の中に小さな村や
街が点在する。国の特別自然景観地域に指定されている。
 今回、訪問したのは①バイブリー(南部)、②ボートンontheウォーター(中部)、
③ストウontheウォルト(北部)、④チッピング・カムデン(北部)という村や街
である。チッピング・カムデンでは個人宅のオープンガーデンが開催されており、
花咲く個人庭を3軒拝見できた。

1)バイブリー

 

  

歴史
コッツウォルズに至る道路は、その昔、ローマ帝国がブリティン島に進出した折に
作った街道が残り、現在も、道幅が拡張され使用されている。道路の片側には当時
の1~2mの擁壁(コッツウォルズ・ストーンでできている)が残っている。
コッツウォルズは、現在でも、古いイングランドの面影を残した建物を見ることが
できる。20世紀にはいり、その景観を活かした観光業が盛んになっており、毎年多く
の観光客が訪れている。黄色みを帯び「蜂蜜色の石」「ライムストーン」とも称さ
れる石灰岩「コッツウォルズストーン」を使った建物が特徴的な景観をなしている。

2) ボートン・ウォーター

街の中を清流が流れ、水遊びをする子供達で賑わっていた。(6/18は日曜日)
コッツウォルズ・ストーンでできた町並みを見ながら市内を散策し、街全体をミニ
チュア化したモデル(模型)都市を見学後、川辺のカフェで昼食をとり、次いで
次の街へ向かった

3)ストウ・ウォルト

 6月18日、3番目の訪問先として、午後一番に現地に入った。町並み拝見と教会見学
土産物の取得が主な行程となった。
 エドワード教会には1850年代のクリミア戦争で亡くなった人々が祀られて、教会の入口
には、意味ありげに深紅のケシの花が植えられていた。

 <参考> クリミア戦争

 1853年7月ロシアがオスマン帝国下のモルダビア、ワラキアに進軍、10月にオスマン軍が
ドナウ川を渡河して開戦となった。(宣戦布告なし)
 バルカン半島ではキリスト教徒、ロシア正教徒、イスラム教徒が複雑に入り組み、聖地
エルサレムの聖地管理権問題を含んで、ヨーロッパ全体は複雑な利害関係の中にあった。
 1853年11月にロシア黒海艦隊が黒海南岸都市シノープのオスマン帝国艦隊を急襲し、徹底
的な破壊をしたが、これに対抗して、イギリス、フランスが同盟してオスマン帝国を支援し、
1854年3月28日、ロシアに対して宣戦布告した。
 同盟軍はバルナ(ブルガリア東部)に上陸して、オデッサに向かったが、オーストリア軍
が、自国のバルカン山脈通過を阻止したため、ロシア黒海艦隊の基地のあるクリミア半島の
セバストポリへ目標を変えた。1854年9月28日から始まったセヴァストポリの戦いでは、戦闘
は複雑で一進一退となったが、最終的に、サルデーニャ王国が精鋭15000人を派遣して同盟軍
に参加したことにより、街は3日に及ぶ総攻撃の末に、1855年9月11日に陥落して決着した。
(イギリスがヨーロッパへの大規模な遠征軍を編成したのはナポレオン戦争から第一次世界
大戦までの100年の間でこの1度だけだった。)
このあと、厭戦機運の高まりや為政者の交代などで和平交渉が遅れ、1856年3月30日にオース
トリア帝国とプロイセン王国の立会いの下で、パリ条約が成立した。
 ヨーロッパ全体を巻き込んだこの戦争の間に、イギリス、フランスに産業革命が進展し、また
プロイセンやイタリア(サルデーニア)が発展し、ロシアは旧体制のままとなり発展が遅れた。
この戦争は、北欧(バルト海戦)や幕末の日本まで様々な形で影響を与えた。

 

4)チッピング・カムデン  (別にPAGEを起こします。)

 

 アドレス:チッピングカムデンhttps://blog.goo.ne.jp/ms_blog_trecking120/e/3411f5d28105b3929c73a7b5f66c3b6d

以上


王立キューガーデンを散策

2017-06-24 19:35:31 | 海外・植物観察

王立キューガーデン(植物園/ロンドン) Kew Gardenns

 英国に庭園観賞に出かけてきました。
 最初に、王立植物園(Kew Gardens)へ出かけました。花のシーズンに一度、英国を
訪ねたいと思っていたので、期待していました。
 このRoyal Botanic Gardens(王立植物園)は、1759年にオーガスタ皇太子妃によって
設立され、19世紀(ビクトリア時代)に充実されてきた。20世紀に入ると学術的研究に重点
が置かれるようになり、植物学研究と植物保護の最高峰として世界をリードしている。
 2003年にはユネスコ世界遺産に登録された。ロンドン中心部から南西方向にあり、
地下鉄ディストリクト線で約30分で到着する。面積120haという広大な敷地(周辺350ha)に
様々な施設、植物があり、世界中から4万種以上(標本700万種以上)の植物が集め
られている。
 パームハウス(Palm House、温室)は一番の見所のようだが、名古屋の東山植物園の
モデルになっているそうだ。6月17日には植物園を一周し、19日には植物研究の
アーカイブが詰まった、図書館、資料館を見学させていただいた。(知人の支援により
案内を得た。)
 広大な敷地に広がる様々な植物、公園、施設の様子をご覧下さい。バラ園は満開を
過ぎ、少し遅かった感じだ。

<個別写真>

    

    

    

    

    

      

      

    

     

以上。

 


英国の庭園観賞

2017-06-21 15:34:22 | 海外・庭園鑑賞

ロンドンにきています。

古城庭園や田舎の風景、植物園、バラ園等を見て回っています。帰国後、写真を整理して登録します。

キューガーデン、コッツウォルズ、ケンジントンパレス、ハンプトンコート、を掲載します。

 

庭園観賞、植物観察先について

1、キューガーデン(王立植物園)

   

2、コッツウォルズ(田舎の風景、個人庭&オープンガーデン)

   

3、ケンジントン公園(公園、皇子の館)

  

4、ハンプトンコート(古城&庭園)

  

5、市内巡り(フォートナムメーソン、バッキンガム宮殿、リバティー、ハロッズ等)

  ピカデリーサーカス駅、グリーンパーク駅、オックスフォードサーカス駅、ビクトリア駅、

  ナイツブリッジ、リージェントストリートなど

以上


奥山の方広寺を訪ねた

2017-06-15 06:50:06 | 寺社・仏閣、城を訪ねる(日本)

  少し、登録が遅れてしまったが、5月18日渋川に出かけた帰りに、奥山の方広寺
を訪ねた。今話題の井伊直虎によく出てくる奥山の寺だ(臨済宗、方広寺派、総本山)。
 奥山氏、奥山因幡守朝利は奥山という土地の土豪であり、直虎の養子(井伊直政)の
母の出身が奥山家(朝利)の娘である。その奥山にある臨済宗、方広寺が訪問先です。
寺の敷地は奥山家から60町歩が寄進され開山されたようだ。
 臨済宗は9世紀、唐の臨済義玄によって創宗された禅宗の5派の一つで、日本へは
12世紀後半に栄西、他が持ち込み鎌倉幕府、室町幕府の庇護の元に政治、文化に
重んじられた。江戸時代には、白隠禅師によって再興され、白隠禅ともいわれている。
 臨済宗の総本山は京都の妙心寺、南禅寺、天竜寺、東福寺、を始め鎌倉の建仁寺、
円覚寺、等があり、方広寺も総本山(方広寺派)の一つである。方広寺は1384年に
無文元選により開山され、深奥山(シンノウザン)方広寺として、現在の静岡県浜松市北区
引佐町奥山に所在し、静岡県を中心に170か寺の末寺を持つ。また、方広寺の鎮守
の神である半僧坊の信仰も全国に広がっている。
 というような、時代背景を有する立派なお寺さんだ。徳川光圀も方広寺に参拝し
再建に尽力されている。
 私の育った静岡県湖西市から見ると、浜名湖の北、引佐町の奥にある奥山に所在し、
正に奥山にあると感じていた。奥山の半僧坊とも呼ばれていたが、半僧坊は火災の
防止や魔除けなどの鎮守の神様であり、方広寺とは別の信仰の対象だそうだ。
 さて、方広寺に来てみると、流石に総本山と言われるだけあって、立派なお寺さん
だ。山門、本堂、五百羅漢、三重塔など境内は広く見所は多い。

 

 

 


今年もハマユウが開花した  -2017、我家のベランダ-

2017-06-01 21:14:47 | 自然観察_我家の花

 今年もハマユウが開花た  -2017、我家のベランダ-

  5月24日、ベランダのハマユウに突如、花芽が出てきた。昨年花芽が二つ
出て咲いた後、軸が2つになり、株が2つとなった。冬場、枯らさないように、
妻が寒い日には家の中に入れる等の気配りをして、今年に至った。
 その故か、今年は昨年より15日も早く、花芽を確認した。軸が2つに分かれ、
しかも横から花芽が出ているので、今後、どう成長するか、様子を見ることと
した。その後、5月29日には先端が割れ、開花が期待された。30日に部分
開花、31日朝には立派に開花した。
 さらに、5月31日には別の軸(株)から急遽、第2の花芽が顔をだした。
これも開花まで観察を続けることとしたい。
 ついでに、ベランダ(ルーフバルコニー)に咲く花も載せることにした。昨年
は、マンションの大規模修繕工事でベランダはガチャガチャでしたが、それは
それで植木鉢の整理もできて良かったと思う。

以下、個別の写真を記載します。

    

     

     

    

  

以上です。