名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

醍醐寺の紅葉と泉涌寺を訪ねる  -記録-

2017-10-29 18:48:21 | 寺社・仏閣、城を訪ねる(日本)

 平成20年11月東福寺を訪ねた後、醍醐寺と泉涌寺を訪ねた。
 太閤・秀吉の醍醐の花見で有名な醍醐寺の境内は、下醍醐のみを散策するには
広さも手頃で、素晴らしい紅葉を観賞できた。
 また、同日に訪ねた泉涌寺も紅葉の中にあり、真言宗の名刹だけに立派なお寺
さんだった。

<解説>  醍醐寺 (現住所:京都市伏見区醍醐東大路町)

 真言宗醍醐派総本山の寺院。山号を醍醐山(深雪山とも)と称す。本尊は薬師
如来、開基(創立者)は理源大師聖宝である。
 聖宝理源大師が貞観16年(874)に小堂を建立して、准胝、如意輪の9両観音像
を安置したのに始まる。延喜7年(907)に醍醐天皇の御願による薬師堂が建立、
五大堂が完成し、上醍醐の伽藍が完成した。延長4年(926)に釈迦堂が建立。次い
で、天暦5年(951)に五重塔が落成し、下伽藍が完成した。
 座主勝覚の時代に山上・山下共に伽藍が整備され、永久3年お(1115)に三宝院が
建立され、醍醐寺発展の基礎ができあがった。

五重塔 (国宝)
 平安時代、醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工、村上天皇の天暦5年
(951)に完成した。京都府下最古の木造建造物。

三宝院表書院 (国宝)
 義演准后は豊臣秀吉と深い関係を持っており、その力によって伽藍、三宝院
殿舎・庭園の復興をなすと共に、一代の英雄(秀吉)の最後をかざる善美を尽く
した「醍醐の花見」を催させた。

醍醐の花見
 太閤秀吉は1598年4月20日に醍醐寺にて花見の宴を催した。伽藍全体で700本の
桜が植樹された。北の政所、淀君を始めとする近親者、大名の妻・女中など1300人
を招待し盛大に行われた。(男は秀吉、秀頼、前田利家の3名で、他は全て女性)
 太閤秀吉はこれに続いて、秋には盛大な紅葉狩りの宴を計画していたようであるが、
その年の夏に62歳の生涯を閉じ、紅葉狩りは行われなかった。

泉涌寺 へ

<解説> 泉涌寺  (現住所:京都市東山区泉涌寺山内町)
 真言宗泉涌寺派総本山。山号は東山(とうざん)または泉山(せんざん)。
 弘法大師がこの地に草庵を結び、法輪寺と名付けたことに由来し、後に仙遊寺と
改名された。1218年当寺を開山した月輪大使・俊芿(ガチリンタイシ・シュンジョウ)が大伽藍の
造営に着手し、1226年に完成した。この時、寺の一角から清水が湧きだしたところ
から泉涌寺と改名された。
 本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏である。

<個別写真>  写真をクリックすると拡大します。

1.醍醐寺 

     

     

  

2.泉涌寺

    

    

    

  

以上。


紅葉する東福寺 -記録-

2017-10-25 13:30:50 | 寺社・仏閣、城を訪ねる(日本)

 いよいよ紅葉のシーズンを迎えたが、数年前に紅葉の東福寺を訪ねて感動
した。
 朝早くに名古屋を出て、予約してあった駐車場に車を止め東福寺へ歩いた。
朝一番に境内に入ったので始めは空いていたが、その内、超混雑となった。
懸崖に聳える板敷きの通天橋からの眺めは絶景であった。境内のモミジ(
通天モミジ、2000本)は綺麗に紅葉しており、混雑の中ではあったが、紅葉
観賞に満足した。           (写真はH20年11月上旬の撮影)

 <解説>
 1.東福寺(京都市、東山区本町15丁目778番地)は・・・、
   摂政・九条道家は、1236年高さ5丈(15m)の大きな釈迦像を安置する
   大寺院を建てるため、奈良の東大寺、興福寺から一時ずつ取って「
   東福寺」とした。建設工事は1239年から始められ、1255年に完成する。
   (現在、本尊釈迦像は焼失)法堂は1273の完成である。開山は唐から
   1241年に帰った円爾を迎えて行われた。
   寺名は、慧日山(エニチサン)東福寺である。臨済宗東福寺派、臨済宗大本山
   で京都五山の一つ(4/5)である。国宝は三門、他。重要文化財多数。  
 2.通天モミジとは
   開山の聖一国師が1241年、中国の宋から持ち帰ったモミジで唐楓(トウカエデ)
   である。葉先が3つに分かれ黄金色に染まる特徴がある(ミツバモミジ
   とも言われる)。境内の紅葉はイロハモミジ、ヤマモミジ、ミツバモミジ
   で構成されているようだ。
 3.開山の僧、円爾とは
   聖一国師・円爾弁円(エンニベンエン)は鎌倉時代の臨済宗の僧である。
   1202年に駿河栃沢に生まれ、久能山で修行し、1235年に宋へ渡航して
   径山万寿寺の僧・無準師範(ブジュンシハン)に学び(師匠の方を受け継ぐ)、
   1241年日本へ帰国した。九条道家に迎えられ、東福寺を開山した。
   晩年、駿河に戻り、宋から持ち帰った茶を植えさせ、静岡茶(本山茶)
   の始祖と言われる。没後、1311年に花園天皇から聖一国師の号が贈ら
   れた。

<個別写真>  クリックすると拡大します。

    

     

    

     

    

 

以上です。

 

 

 

 


柿畑の柿

2017-10-21 08:38:06 | 日記、思い出

 日頃、お世話になっている事務所から柿畑の柿をいただいた。
 柿畑の隣に、プロの柿畑があるのでプロの柿畑と、自然の柿畑
(摘果していない)を比べてみた。
 適切に摘果された柿木の柿は大粒で大きさもそろっている。よく
見ると地面の雑草も刈り取られ、何度も消毒され、柿の葉も多く
残って栄養が十分供給されているように見える。
 一方、自然の柿畑はなり放題で、今年はなり年のせいもあって
一枝に10個くらい実の着いたものもあり、それらは実も小粒だ。
しかし、比較的大粒の柿を頂戴して、満足している。

<個別写真>

  

    

 

以上。


植物園に見る秋の花

2017-10-17 11:20:10 | 自然観察_植物園、等

植物園にみる秋の花

 10月12日の午後、東山植物園に秋の花の様子を見に出かけた。
 手植えの鉢や花壇にはコスモスやガーベラ、百日草などの秋の花が
色とりどりに咲いていた。また、散策路脇に植えられた樹木にも花や
実が沢山着いていた。桜園に桜がチラホラ咲いた木があったので、よく
見ると「十月桜」と銘板に書かれていた。
 前回に続き、コウヤボウキの花に注意して観察すると、やっと花が
咲き始めた感じだ。蕾を膨らませている枝が多いので、沢山の開花を
見るのは10月下旬位になるだろうか?
 その他、湿原のスイランや宿根草園のカクトラノオ、シュウメイギク
が綺麗に咲いており、良い感じだった。

以下、個別の写真を掲載します。 (クリックで拡大可)

  

     

     

     

      

    

     

     

    

以上。

 

 

 

 

 

 

 


色づく街路樹 -平和公園、トウカエデ等-

2017-10-15 07:56:15 | 紅葉散策_野山・公園

色づき始めた街路樹   - 平和公園のトウカエデ、桜、等 -

 10月9日、いつも通る車道脇のトウカエデが色づき始めた。平和公園内の
私の定番コースを回って、写真を撮った。昨年の写真から1ヶ月位早いので、
トウカエデの葉の色はまだ鴬色程度の色づきである。
 さっと、ご覧いただければ幸いである。

以下、個別の写真を掲載します。(クリックすると拡大できます。)

    

    

     

以上です。


東京・大手町界隈 -散策-

2017-10-12 18:40:17 | 日記、思い出

 H29年10月4日、嘗て勤めた会社の50周年・同期会があり、神保町の
学士会館へ出かけた。大手町から地下鉄に乗るのが便利そうなので、東京駅から
大手町へと歩いた。久しぶりなので、嘗ての勤め先界隈を訪ねてみた。
 どこのビルも新しく建て代わり昔の面影は無い。残っていた2つは、東京駅
からみて皇居寄りに建つ旧・三和銀行本社ビルと中央線沿いの旧・電気通信科学館
の2つであった。
 東京駅を出て、左手に元・東京中央郵便局、正面に丸ビルと新丸ビル、右手に
元・国鉄本社のビルがあった。通称、三菱村と呼ばれた表通りを大手町へと向かう。
元・富士銀行本店、番号案内局、市外電話局、関東郵政局、サンケイビル、等が
並んでいたが、いずれも新しいビルとなって、昔の面影は無い。
 N社の大手町ビル別館(大型コンピュータ・センター)に2年ほど通った勤務先
があった。丁度、元・市外局の裏手に当たる位置だ。現在は大型の新ビルが建設中
であった。独身寮から小田急線で新宿にでるか、そのまま直通で千代田線に入り
大手町で下車して、勤務先に急いだ記憶がある。会社の用事で東京駅もよく使った。
それ以前に、システム開発では芝にあった第17森ビルや東京駅の朝日生命館
(F社)に3年程通った。ここ大手町界隈は、青春時代の思い出の地である。

以下、個別の写真を掲載します。

     

      

     

以上です。

 


御嶽山の紅葉  -黒沢口(中ノ湯)~女人堂~三の池-

2017-10-07 23:14:10 | 紅葉散策_百名山

 御嶽山(剣ヶ峰)には2012年(平成24年)7月28日に、百名山登山の
締めくくりとして記念登山をし、このブログに掲載済みである。
 同年10月21日、紅葉観賞に黒沢口(中ノ湯・跡)から女人堂へ登山したが
既に紅葉の葉は枯れ落ちで殺伐とした風景が展開していた。
 翌2013年8月に黒沢口から登山し、女人堂、三の池、継子岳、飛騨頂上を
通り、夏の草花を観賞した。
 翌年の10月4日、2012年に見損なった紅葉観賞のために女人堂~三の池ルートへのリベンジ登山を計画していたが、正に1週間前の9月27日に大爆発(噴火)
が起きた。我々は間一髪で難を逃れた。・・が、紅葉観賞の機会を逸した。
 その後、入山規制が有り、紅葉の三の池ルートには入ることができなかったが、
今年(2017年)8月に規制が緩和された。
 この2017年10月1日は、NHKの天気予報でも行楽日和とアナウンスされ
ており、満を持して御嶽山を目指した。7合目を過ぎる辺りからナナカマド、ダケ
カンバ等の紅葉が始まり、8合目から三の池に至る登山道からは素晴らしい紅葉を
見ることができた。登山者は皆、100点満点の紅葉に感動していた。

以下、個別の写真を掲載します。

     

     

    

     

     

 

以上。