久しぶりにゆっくり朝食をとり、開聞岳を目指して宿を出た。今日で九州の
百名山登山を終了する予定だ。途中、今日寄る予定の日帰り温泉(国民宿舎)を
横に見て進み、登山口に達した。
山頂は924mと比較的低い山だが、ほぼ海抜0mから登るので、それなりに
標高差はある。登山道は時計回りに山頂へ向かって進む。中腹からは今日通って
きた長崎鼻、指宿温泉方面がよく見えた。下から見ると山頂には雲がかかって見え
ていたが、やはりガスの中にあり周囲の眺望を楽しむことはできなかった。歩いて
いる時はそれ程登山者はいなかったが、山頂は今日の登山者で賑わっていた。
これで、今回の九州での山行は終了することになるので、帰りを急ぐことした。
少し疲れが出てきたこともあると思うが、2/3程下ったところで、登山道に出て
いた根っ子に足を取られ、前に転びそうになった。咄嗟に右手で土手に出ていた
木の根をつかんだが、これがいけなかった。つかんだ指が薬指と小指で、ここに
全体重がかかったために、気がついたら小指が90度以上、反対側に曲がっていた。
あ!、折れたと思ったがボキッという音はなかった。ここではどうすることも
できないと思い、一か八か、思いっきり2本の指を引っ張りながらグルッと&
そおっと手の平の方に回してみた。すると、痛みは酷かったが、小指は普通の姿に
戻った。これで折れていないことが分かったので、触らないようにして、そのまま
帰ることにした。
(翌日、整形外科で診断して貰った。確かに関節は外れたが、貴方がやったことは
整形外科医がやるべきことをされたので、私は何もしなくても良い。と褒められた)
最後に小指のアクシデントはあったが、下山の後、日帰り温泉でざっと汗を流し、
池田湖の脇を通り、指宿有料道路に入り、鹿児島空港目指してひた走った。レンタ
カーを返却し、飛行機に搭乗して、何とか予定の行程を完了することができた。
九州の百名山としては更に南に屋久島の宮之浦岳がある。ここは平成15年に登山
している(ブログにも掲載済み)ので、これで九州の百名山登山は完了となる。ここに
九州の百名山6座の登山記録の一覧を掲載し終了とする。
百名山シリーズの完了に当たって
百名山登山記録は、九州の百名山の登録完了をもって終了する。北海道から本州の
アルプスまでは、花の撮影を主題として、カテゴリーを「百名山の花」として北から
南へ掲載した。関西以西の百名山は登山を主題にして「関西以西の百名山」と題して
ブログに記載した。
年齢を重ね、3000m級の山々への登山は厳しくなってきたので、いずれタイトル
「名峰登山と草花」を変えようかと思っている。大した記事は書けませんが、お付き
合いいただければ幸いである。 以上。