ミヤマゴモクムシ? 9月20日 札幌市厚別区
自宅の車庫の外灯に来た個体。
ミヤマゴモクムシだと思うが写真だけで採集していないので、僕の力じゃうまく同定できないでいます。
同じ個体
保育社の甲虫図鑑
「9-11mm。光沢がやや鈍く、♀の上翅ではより鈍い。頭部は幅広く、下唇基節に歯状突起がない。前胸背板は基部がしわ状に点刻され、凹陥はやや溝状。後角はまるく、基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える。足は腿節が黒く、脛節の先端部も暗色。」
この個体は前足のふ節からしてメスだと思われる。
光沢が鈍い→○
頭部は幅広い→○
下唇基節に歯状突起がない→わからない
前胸背板は基部がしわ状に点刻される→すごく拡大するとそのように見えなくもない。△
凹陥はやや溝状→○
後角はまるい→○
基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える→わからない、よく理解できていない。
足は腿節が黒い→○
脛節の先端部も暗色→全体に赤褐色っぽく見える。先端だけ色が違うようには見えないので×
追加:2014年12月4日
ヒメゴミムシである可能性がかなり高いことがわかりました
ヒメゴミムシと当てはまった特徴を青字にて示したいと思います。
光沢が鈍い→○ヒメゴミムシの場合、上翅は密に点刻されるため光沢が鈍い
頭部は幅広い→○ヒメゴミムシは他のAmblystomus属に比べ頭部が幅広いのも特徴だという。(ミヤマゴモクムシは別の仲間です。)
下唇基節に歯状突起がない→わからない
前胸背板は基部がしわ状に点刻される→やっぱり難しい
凹陥はやや溝状→ん~
後角はまるい→△この種と同種と思われる標本を10点ほど確認した結果、全て後角は角ばっていました。この記事の個体は採集してません。写真だけで確定的な判断は出来ないことを実感しました。
基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える→わからない、よく理解できていない。
足は腿節が黒い→○
近似種
コカラフトゴモクムシ→肢が黄色なので違う。
キタゴモクムシ→足が黒色なので違う。
大体は当てはまるが、わからないものもある。
脛節の色は写真だけの判断では厳しいものがあるので自信が持てない。
これから多くの個体を同定し慣れ、用語の持つ意味をうまく理解し感覚をつかんでいく必要がりますね。
この個体はミヤマゴモクムシでいいのでしょうか。
どなたか、わかる方がいましたらご教授ください!
採集していれば結果は変わっていたかもしれません。
今の僕の力じゃ暫定的にヒメゴミムシだなとしか言えない状況です。
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